『6 QUEENS of JAZZ VOCAL』も

エソテリック、SACD「名盤復刻」に『マーラー:交響曲第2番「復活」 & 第4番』など2作品追加

2016/05/10 編集部:小野佳希
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エソテリックは、SACD「名盤復刻シリーズ」に新作2タイトルを追加。『マーラー:交響曲第2番「復活」 & 第4番』『6 QUEENS of JAZZ VOCAL』の2作品を6月10日に発売する。

マーラー:交響曲第2番「復活」 & 第4番
・クラウディオ・アバド(指揮)
・シカゴ交響楽団 (第2番)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(第4番)
・品番:ESSG-90141/42(2枚組)
・価格:6,286円(税抜)

マーラー:交響曲第2番「復活」 & 第4番

1976年と77年に録音されたマーラーの交響曲第2番「復活」と第4番という、アバドのディスコグラフィー上、最も重要な名演をSuper Audio CDハイブリッド・ソフト化。1976年から1994年までほぼ20年をかけて完成させた彼の第1次「マーラー:交響曲全集」で最初に録音された2曲であり、マーラー演奏・録音史上においても計り知れない意義をもった演奏でもあったという。

今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、新たにアナログマスターよりトランスファーした音源を使用。これまでのESOTERIC企画同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業を行ったとしている

6 QUEENS of JAZZ VOCAL
・ライク・サムワン・イン・ラヴ/エラ・フィッツジェラルド
・アニタ・シングス・ザ・モスト/アニタ・オデイ
・アフター・グロウ/カーメン・マクレエ
・ブラック・コーヒー/ペギー・リー
・ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
・ワルツ・フォー・デビィ/モニカ・ゼタールンド・ウィズ・ビル・エヴァンス
・品番:ESSO-90143/48(6枚組)
・価格:19,444円(税抜)

6 QUEENS of JAZZ VOCAL

1950年代5タイトル、1964年1タイトルというアナログ全盛期に生み出された録音による歴史的名盤6タイトルを復刻。5作品が50年代中期の録音。その中で4作がモノラル収録だが、「ディスクとしての完成度、価値などを考えても、絶対に外すことのできない内容を持っていると判断し、20世紀の貴重な収録を最良の状態でお届けすることにした」という。

これら6つの作品に共通しているのは伴奏者、間奏を担当するソロ・ミュージシャンが豪華なこと。エラ・フィッツジェラルドには当時白人テナー・サックス奏者として人気ナンバーワンだったスタン・ゲッツが、アニタ・オデイの伴奏は飛ぶ鳥を落とす勢いだったオスカー・ピーターソン・トリオが協演している。

カーメン・マクレエはニューヨークに出てきて注目されていた若手ピアニスト、レイ・ブライアントのトリオが、ペギー・リーのバックにはトランペッターのピート・カンドリとジミー・ロウルズが彼女たちをサポートしている。そしてヘレン・メリルにはクリフォード・ブラウンが華を添え、モニカ・ゼタールンドのバックはビル・エヴァンス・トリオが務めている。

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