クロックジェネレーターも

M2TECH、I2S接続/クロック同期できる11.2MHz DSD対応USB-DAC「Evo DAC Two Plus!」

公開日 2016/03/09 12:27 編集部:杉浦 みな子
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トップウイングは、同社が取り扱うM2TECHから、DSDおよびDXD対応の据置き型USB-DAC製品2機種、クロックジェネレーター1機種を4月上旬に発売する。ラインナップは以下の通り。

・「Evo DAC Two Plus!」¥100,000(税抜)

Evo DAC Two Plus!

USB入力経由で最大DSD256(11.2MHz)およびDXD 384kHzに対応する据置型USB-DAC。音声入力端子はUSB/同軸デジタル/光デジタル(S/PDIF)を1系統ずつ搭載するほか、I2S接続にも対応しており、HDMIケーブルを用いたPS AUDIO方式によるPCM&DSD入力に対応する。音声出力端子は、金メッキ仕様のRCAプラグによるシングルエンド出力を装備。

さらに、10Mクロックとの同期運転も可能で、BNCメス・コネクターによるクロック入力、Toslinkによるクロック情報出力に対応する。同社では、同時発表された「Evo Clock Two」との組み合わせを推奨している。

DAC部にはESSのSabre ES9010K2Mを搭載する。高精度・低ジッターのクロックを採用することで細部の解像度を高めた。本機に搭載するジッター低減機能は、同軸および光デジタル接続でも高いパフォーマンスを確保するという。また、アナログセクションには高品質のポリプロピレン・キャパシターと低ノイズ・オペアンプを使用している。

付属リモコンからは、ボリューム、バランス、ミューティング、入力切り替え等の操作が行える。また、HIDプロトコルによってPC上でキーボードを使わずにプレーヤーをコントロールすることもできる。

駆動はUSBバスパワーに対応するほか、外部電源の接続も可能で、同社では「Evo Supply Two」などとの組み合わせを推奨している。


・「Evo DAC Two」¥70,000(税抜)

Evo DAC Two

上述のEvo DAC Two Plus!から、I2S入力やクロック同期機能を省略したモデル。本機もUSB入力経由で最大DSD256(11.2MHz)およびDXD 384kHzに対応する。音声入力端子はUSB/同軸デジタル/光デジタル(S/PDIF)を1系統ずつ装備。音声出力端子は金メッキ仕様のRCAプラグによるシングルエンド出力を備えている。

そのほか、搭載するDACやキャパシターなどの基本パーツ、HIDプロトコル対応等の仕様は、上述のEvo DAC Two Plus!と共通している。電源も同じで、USBバスパワー駆動に対応するほか、外部電源の接続も行える。


・「Evo Clock Two」¥75,000(税抜)

Evo Clock Two

10MHzのクロック生成に対応するクロックジェネレーター。M2TECH製品では「hiFace Evo Two」と上述の「Evo DAC Two Plus!」と同期運転が可能で、専用光リンクで接続すれば周波数選択を自動で行える。hiFace Evo Twoにマッチングするよう設計されているとのことだが、ワードクロック対応の他社製品でも使用できる。

内部には、フェイズノイズが低い高精度TCXO(温度補償水晶発振器)を2基搭載する。ワードクロックは44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192, 352.8, 384kHz、マスタークロックは2.8224, 5.6448, 10, 11.2896, 12.288, 22.5792, 24.576MHzに対応する。10MHzマスター・クロック・オプションを選択可能で、DSD伝送に適合したスペシャル・クロック・コンフィギュレーションも可能としている。

また、内蔵PLLを持った専用ICを採用することによって、レファレンス・クロックをルーティングおよびディバイディング。同社によれば動作はきわめて高精度で、通常付随するジッターは無視できるレベルに抑えているという。また、TCXO、クロック・ルーティング&ディバイディングIC回路などの各回路に電力供給する超低ノイズ・レギュレーターを装備しており、電源からのノイズ混入を低減。

【問い合わせ先】
トップウイング
TEL/050-3746-3362

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