デノン、USB-DACを内蔵した“2000シリーズ後継”プリメイン「PMA-2500NE」 - 価格は23万円

PMA-2500NEでは、フォノイコライザーおよび入力回路、ボリュームコントロール回路、USB-DAC回路、増幅回路、電源部、コントロール部を独立配置した6ブロック構成シャーシを採用。さらにダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション思想に基づき、1.6mm厚の鋼板を3枚重ねた堅牢なサブシャーシの中央に電源部を配置。その両側にヒートシンクを配置した構造は、重量バランスと制振性の両方に配慮されている。フットには、高剛性で内部損失が大きい無垢のBMC（Bulk Molding Compound）を採用。接地面にはフェルトを用いている。

従来機に引き続きMM/MC対応するフォノイコライザーを搭載するが、PMA-2500NEでは、MM/MCの切替スイッチをプッシュ式からリレーに変更したことで、基板上のパターンをより短くした。これにより信号ループがより小さくなり、フォノ入力の音質も向上させることができたという。

スピーカー端子はYラグおよびバナナプラグ対応で、2系統を搭載。端子には金メッキ処理が施されている。外部プリアンプと接続して本機をパワーアンプとして使用できるゲイン固定入力「EXT. PRE」入力端子も装備。同社製AVアンプとの組みあわせも考慮して、ゲインは29dBに設定されている。また上位機ではトーンコントロールが省略されたが、本機はTREBLE/BASS調整を引き続き搭載した。本機にもアルミトップリモコンが付属する。

アナログ入力端子はアンバランスRCAが4系統、フォノ（MM/MC）が1系統、EXT. PREが1系統搭載。アナログ出力端子は1系統（レコーダー端子）備える。

総合特性については、S/Nを従来比で2dB改善して110dBとした。これはシンプル＆ストレートを徹底した結果とのこと。周波数特性は5Hz〜100kHz（0〜-3dB）。消費電力は380W（待機時0.2W）。外形寸法は434W×182H×431Dmm。質量は25.0kgと、従来機より0.6kg重くなった。

（編集部：小澤貴信）