そのほか仕様はHERUSから継承

エミライ、Resonessence LabsのポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「HERUS+」 - 超低消費電力モードを新搭載

公開日 2015/12/14 12:36 編集部:小澤貴信
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エミライはResonessence LabsのポータブルUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HERUS+」を12月19日より発売する。価格はオープンだが、65,000円前後での実売が予想される。

「HERUS+」

「HERUS」は2013年11月に登場。コンパクトながらESS製DAC「ES9010K2M」を備え、USBバスパワーで駆動。DXDや5.6MHz DSDの再生にも対応した。今回登場する「HERUS+」はその上位モデルという位置付けで、新たに超低消費電力モードを搭載。HERUSよりも消費電力が約25%向上したという。

ボディの「Rロゴ」を数秒間押し続けるとLEDが消灯し、超低消費電力モードが有効になる。また、下記のデジタルフィルターも、この「Rロゴ」を押すことで切替ができる。

そのほかの仕様は基本的にHERUSを踏襲。ESS Technology社製のモバイル向けDACチップ「ES9010K2M」を搭載し、5.6MHz/2.8MHzのDSD、352.8kHz/24bitまでのPCM(DXD)再生に対応。アシンクロナス伝送にも対応する。

デジタルフィルターは、DAC標準搭載の「Sabre Fast Roll-Off」フィルター、オリジナル設計の「Minimum Phase IIR」および「Apodizing」の合計3種類を搭載している。

バスパワー動作ながら、S/Nが100dB(Typ. 108dB)、全高調波歪率+ノイズは89dB(@32Ω)/90dB(@600Ω)を達成したことも特徴で、出力は2.4Vrms(6.8V peak-to peak)。32Ωから600Ωまでのヘッドホンの再生に対応するという。本体にボリュームは搭載しておらず、接続したパソコンやスマートフォンのソフトウェアのボリュームで音量調整を行う。

筐体はソリッドブロックから削り出し加工されたアルミニウム合金を用いている。入力はUSB-B端子、出力は6.4mmステレオ標準端子となる。外形寸法は31.7W×20H×63.5Dmm、重量は64gとなる。

またエミライは、Resonessence Labsの6製品について、12月25日より価格を全て「オープン価格」に変更する。これに伴う出荷価格の変更は行われない。対象製品は以下の通り。

・「INVICTA MIRUS」 ¥699,000→オープン価格
・「INVICTA V2」 ¥699,000→オープン価格
・「CONCERO HD」 ¥114,000→オープン価格
・「CONCERO HP」 ¥114,000→オープン価格
・「CONCERO」 ¥68,500→オープン価格
・「HERUS」 ¥45,700→オープン価格

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  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドResonessence Labs
  • 型番HERUS+
  • 発売日2015年12月19日
  • 価格¥OPEN(市場想定価格65,000円前後)
【SPEC】●S/N比:100dB(Typ. 108dB) ●全高調波歪率+ノイズ:89dB(@32Ω)/90dB(@600Ω) ●出力:2.4Vrms(6.8V peak-to peak) ●入力端子:USB-B ●出力端子:6.4mmステレオ標準 ●外形寸法:31.7W×20H×63.5Dmm ●質量:64g