同型のセンタースピーカーも用意

DALI、ZENSORシリーズのエントリースピーカー「DALI PICO」など2機種

2015/11/04 編集部:小澤貴信
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ディーアンドエムホールディングスは、DALIのZENSORシリーズのスピーカーシステム「DALI PICO」、およびセンタースピーカー「DALI PICO VOKAL」を11月末より発売する。価格はDALI PICOが38,000円/(ペア・税抜)、DALI PICO VOKALは19,000円/1台(税抜)となる。

「DALI PICO」(ライトウォールナット)

「DALI PICO VOKAL」(ブラック)

本機はZENSORシリーズはもちろん、DALIの全スピーカー中のエントリーモデルとなるスピーカーシステム。両機ともにサイズと構成と基本仕様は同一で(後述の壁掛け金具の位置、サランネットのエンブレムの位置などがことなる)、「ZENSOR 1」や「ZENSOR VOKAL」をさらに一回りコンパクトにした筐体サイズを採用している。カラーは両モデル共に、ライトウォールナットとブラックを用意する。

ユニットには新開発の115mmウーファーユニットを採用。このユニットは、より広いスイートスポットを実現するため、クロスオーバーのデザインや幾何学構造まで検証を行って開発。スピーカー正面から外れた角度でもしっかり調和されたサウンドを楽しめるとしている。

現行DALIの各モデルに採用しているドライバーと同様に、振動板にはウッドファイバーコーンを採用。このウッドファイバーコーンは、微粒子パルプにウッドファイバーを混合したもので、固くて軽量、さらにはレスポンスが良好に動作する構造を取っている。このウッドファイバーコーンに低損失のスパイダー状サスペンションを組み合わせることで、微細表現からffまでを表現力豊かに再現できるという。

トゥイーターには、1mm2あたり0.056mgと市販タイプの約半分の軽さを実現したソフトドーム・トゥイーターを採用。軽量であるため、振幅が短くかつ高速に駆動することができるため、高周波の高精度再生が可能だ。

組み合わせるアンプに優しい設計を採用。周波数の変化によってインピーダンスの変化がなだらかなため、アンプにかかる負荷が安定しているという。

フロントバッフルにはMDFを用い、表面は光沢グロス仕上げを施している。プレート部にはアルミニウム素材を用い、バッフル面を補完。ラウンドしたエッジ部は見た目の美しさに加えて、再生時の歪も低減にも寄与しているという。なお本機は壁掛けにも対応している。

周波数特性は62Hz〜26.5kHz(+/-3 dB)、クロスオーバーは2.0kHz、入力感度(2.83V@1m)は84.0dB、インピーダンスは6Ω。外形寸法/質量は「DALI PICO」が141W×231H×195Dmm/3.1kg、「DALI PICO VOKAL」が231W×141H×195Dmm/3.1kgとなる。

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