ルームキャリブレーション機能を搭載

B&O、18個のユニットをDSPで制御する90周年記念スピーカー「BeoLab 90」。価格は990万円

2015/10/30 編集部:小澤貴信
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バング&オルフセン(B&O)は、同社90周年を記念したスピーカーシステム「BeoLab 90」を11月17日より発売する。価格は9,900,000円(税抜)。

「BeoLab 90」

本機は片chあたり合計18個のスピーカーユニットと専用にカスタムメイドされたアンプ、そしてDSPを搭載したアクティブタイプのスピーカーシステム。サウンドの範囲や指向性を制御することで、部屋の環境に左右されることなく、様々なリスニングポジションから高品位なサウンドを楽しめるとのこと。同社は「革新的な音響技術とタイムレスなデザインを融合した」と紹介している。

ファブリックを外したところ(写真右)

BeoLab 90はB&Oの最新技術「Active Room Compensation」を搭載。部屋そのものや、家具、スピーカーの位置やリスニングポジションによる影響を補正することができる、また様々な試聴位置に対応できるように、3種類のモードから音の範囲を調整できる「Beam Width Control」機能も備えている。

さらに音の指向性をコントロールするBeam Direction Controlも搭載。各方向に向けて搭載された18個のスピーカーユニットをコントロールして音の指向性を調整し、ユーザーに向けて音を放射することが可能だという。

セットアップやリスニングポジションの変更、指向性の変更などを管理するための専用アプリから行える。またスピーカーのキャリブレーションを行う際に使う測定用のマイクも同梱されている。

本機は「360度どの方向から見ても美しい」ことを念頭にデザインされたとのこと。総重量65kgを超えるアルミ製キャビネットをベースに設計されていて、頑強さも備える。黒いファブリックカバーでスピーカー全体を帆のように覆い、湾曲した木製ベースは床から浮いているように見せている。

入力はアナログがXLR/RCA、デジタルがUSB、光、同軸(いずれも192kHz/24bit対応)を搭載する。また、ワイヤレス接続も可能でWireless Power Link(48kHz/24bit)、WiSA(96kHz/24bit)に対応している。

スピーカーユニットはいずれもスキャンスピーク製で、30mm「Illuminator」トゥイーターを7基、86mm「Illuminator」ミッドレンジを7基、212mm「Discovery」ウーファーを3基、260mm「Revelator」フロントウーファーを1基搭載する。

アンプはトゥイーター用にICEpower「AM300-X」を7基、ミッドレンジ用に同じく「AM300-X」を7基、ウーファー用にHELIOX「AM1000-1」を3基、フロントウーファー用に同じく「AM1000-1」を1基備える。

DSPはアナログ・デバイセズ製「ADSP-21489 - 450MHz」を2基搭載している。

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドB&O
  • 型番BeoLab 90
  • 発売日2015年11月17日
  • 価格¥9,900,000(税抜)
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