VSONICのイヤホンも多数展示

【ポタ研】CayinのDSDネイティブ再生DAP「N6」/SOUND POTION新ポタアン/バンナイズ「AK380」用ケース

2015/07/12 編集部:近藤 貴彦
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フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポタ研2015夏」が中野サンプラザで開催された。本記事では、コペックジャパン、SOUND POTION、バンナイズのブース出展内容をレポートする。

コペックジャパン

コペックジャパンは、中国・Cayin(カイン)社製のデジタルオーディオプレーヤー「N6(関連ニュース)」や香港・VSONIC(ヴィソニック)社製のダイナミック型イヤホン(関連ニュース)を展示。

ブースを訪れる人の多さから注目度の高さが伺えた

N6は、DAC部にTI製「PCM1792A」を左右独立のデュアルで搭載した、DSD128(5.6MHz)ネイティブ再生対応のデジタルオーディオプレーヤー。3基のクリスタルオシレーターを搭載することで、クロストークやジッターを減少し、より正確な音源の再生を可能にした。

デジタルオーディオプレーヤー「N6」

背面

フォーマットは、上記のようにDSD128(DSF/DFF/SACD-ISO)まで対応するほか、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/ALAC/APE、96kHz/24bitまでのWMA/AAC/OGG/MP3などに対応。

筐体は航空機グレードのCNCアルミ削り出しによるもので、背面にはカーボンファイバーを使用している。内蔵メモリーは8GBで、microSDカードスロットを1スロット装備。最大128GBのmicroSDカードに対応する。

ヘッドホン端子は3.5mmステレオミニで、出力は220mW+220mW(32Ω)。そのほか、3.5mmステレオミニのライン出力と3.5mmS/PDIF同軸出力に対応してる。

端子部

またコペックジャパンは、VSONIC社製イヤホンの輸入取扱を開始し、7月4日から販売スタートした。同ブランドの現行ラインナップをほぼ全て取り扱っており、代表モデルの「GR07 Classic」をはじめ最新モデルの「VSD5」など全6機種を展示していた。

VSONIC社製イヤホンを展示

「GR07 Classic」はブルー、マルーン、シルバーの3色展開

価格はオープンだが、「GR07 Classic」は17,296円前後、「VSD5」は11,185円前後での実売が予想される。その他、「VSD3」「VSD3S」が9,148円前後、VSD2が6,648円前後、VSD1が4,889円前後での実売が予想される。

担当者は「価格帯からは考えられない音質」とアピールしており、試聴した来場者からも高評価の声が多く聞こえてきた。

SOUND POTION

SOUND POTIONは、バランス駆動ポータブルヘッドホンアンプ「KICHI-CROZZ」のほか、発売前のポータブルヘッドホンアンプ「Curren」「Dilettant」「だんb−(だんぼー)」を展示。

発売前モデルを含めたポータブルヘッドホンアンプが並ぶ

Currenは、電流帰還増幅回路をフルディスクリートで組み上げたモデル。Dilettantは入力をP-chとN-chの2種類のJ-FET差動で増幅するタイプである、上下対象差動増幅回路をフルディスクリートで組み上げたモデル。だんb−はケースから自分の手で作れる自作キット。いずれも発売日は未定。

その他、低域の量感を評価することをコンセプトに作ったイヤホンの試作機3モデルを参考展示。モデル名は「004」「005」「006」とされており、数字が増えるほど低域の量感が増えていく。製品化については全く未定とのこと。

イヤホンの試作機3モデル「004」「005」「006」

バンナイズ

バンナイズは、Astell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤー「AK380」向けのキャリングケースを展示した。キャリングケースの背面でストッパーの固定位置が調整できるため、AK380に専用ケースを着けた状態でも、そのままキャリングケースに入れることができる。担当者によると、ブースに訪れる人の多くが本ケースに注目しているとのことだった。

「AK380」向けのキャリングケース

担当者は背面のベルトにひもを通し、首からケースを下げていた

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