“イノベーション・キャンパス”も新たに建設

ゼンハイザーが創立70周年 ‐ 製品開発の舞台裏などをオンラインマガジンで発信

公開日 2015/02/06 17:51 ファイル・ウェブ編集部
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ゼンハイザーは、今年2015年でブランド創立から70周年を迎えた。これを受け、オンラインマガジン「ブルーステージ(Bluestage)」において、製品開発の舞台裏話や社の歩みを一年間にわたって毎月発信するという。

2代目のヤルグ・ゼンハイザー博士(左)と創業者のフリッツ・ゼンハイザー博士(右)

同社の起こりは1945年6月1日。ドイツのハノーファーに程近い町ウェデマークに電気技師だったフリッツ・ゼンハイザー博士がLaboratorium Wennebostel、通称“Labor W”を創立したことに始まる。当初は真空管電圧計を製造していたが、1947年にマイクロフォン、1956年には初のショットガンマイクを開発するなど製品の幅を拡大。そして1958年初め、社名を「ゼンハイザー・エレクトロニック」に改名。その10年後、初のオープン型ヘッドホン「HD 414」を開発した。

その後 1982年5月に息子のヤルグ・ゼンハイザー博士がマネージング・ディレクターに就任して世代交代。徐々に近代化および国際化を推し進め、GmbH & Co. KG(株式会社)化した。

そして2013年7月には、ヤルグ・ゼンハイザー博士の息子、ダニエル・ゼンハイザーとアンドレアス・ゼンハイザー博士が共同代表を務める形でゼンハイザー・エレクトロニック・ GmbH & Co. KGのCEOの座を引き継ぎ。現在、2,700人以上の従業員を抱え、2013年にはおよそ5億9,040万ユーロの売上を創出したという。

同社ではドイツ・ウェデマークの本社敷地内にイノベーション・キャンパスを新たに建設。2015年3月の正式オープンを予定しており、「幅広い専門知識を集結した機能横断型チームとして研 究開発に取り組み、オーディオ・コンテンツのさらなる個性化といった、ゼンハイザーならではの、他に類を見ないソリューションを形成していく」としている。

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