128万円。電源供給能力を向上

スペック、新フラグシッププリメインアンプ「RSA-F11」

2014/08/04 ファイル・ウェブ編集部
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スペック(株)は、同社プリメインアンプの新フラグシップに位置づけられる「RSA-F11」を8月28日に発売する。価格は1,280,000円(税抜)。

RSA-F11

パワー段にPWMスイッチングの高精度パワーMOS FETを採用したモデルで、最大出力は120W×2(4Ω)。入力端子はXLR×1/RCA×3を装備する。

電源供給能力を高めており、最大出力時の電源利用効率を96%としている。トランスには大容量のRコアトランスを採用。ダイオードには、最新の高耐圧・大電流用「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を採用し、クリーンでパワフルな電流供給を行うという。コンデンサーには、国内ケミコンメーカーと共同開発したオーディオ専用電解コンデンサーを採用。カスタム仕様の高性能ハーメチック・オイルコンデンサーを並列に接続することで、特に低域の音の圧力を高めている。

また、最終段でPWM搬送波(約400kHz)を除去するローパスフィルターには、なめらかで艶のある中高域を実現するというカスタム仕様のコンデンサーを採用。一方、電源部には濃密で陰影のあるパワフルな中低域を実現するというカスタム仕様オイルコンデンサーを使用しており、この2種類のオイルコンデンサーをバランス良く配置することで、全帯域にわたって魅力的な音を実現するとしている。

内部は、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部それぞれを特殊な鋼板のシールドケースでカバーすることでクリーンな電磁空間を確保。さらにEMT(電波吸収塗料)をキャビネットとシールドケースの内部に塗布し、有害な電磁波の相互干渉も抑えた。また、内部部品装着の強度管理、ネジのトルク管理などをきめ細かく行い、振動をコントロールしている。

周波数特性は10Hz〜30kHz(±1dB)で、高調波歪率は0.02%、入力感度・ゲインは300mVrms、37.3dB。

本体シャーシには、弦楽器の表板などに使用されるオーストリア原産ジャーマンスプルースのソリッド積層パネルを採用。振動を楽器のように自然に減衰させるという。脚部は、ピアノの鍵盤にも使用される北海道産のイタヤカエデ材に北米産のヒッコリー材を埋め込んだハイブリッドタイプのインシュレーターによる3点支持構造としている。

本体サイズは450W×130H×422Dmmで、質量は20kg。

【問い合わせ先】
スペック
TEL/03-6272-6011

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドSPEC
  • 型番RSA-F11
  • 発売日¥1,280,000(税抜)
  • 価格2014年8月28日
【SPEC】●最大出力:120W×2(4Ω) ●周波数特性:10Hz〜30kHz±1dB(6Ω、1W) ●高調波歪率:0.02%(1kHz、80%出力時) ●入力感度/利得:300mVrms、37.3dB(Volume MAX時、6Ω、1kHz) ●入力端子:XLR入力×1、RCA入力×3 ●消費電力:最大215W(8Ω、100Hz) ●外形寸法:450W×130H×422Dmm ●質量:20kg