1台100万円で受注生産

Vienna Acoustics、フラットスパイダーコーン採用の新トールボーイ「LISZT」

ファイル・ウェブ編集部
2014年05月29日
ナスペックは、Vienna Acousticsのフロアスタンディングスピーカー「LISZT」(リスト)を6月1日より発売する。ローズウッド/チェリー/ピアノブラック/ピアノホワイトの4色を揃え、価格は100万円(1台・税抜)。なお、受注生産となる。

LISZT

フランツ・リストの名を冠した3ウェイ5スピーカーのフロアスタンディングスピーカー。同社フラグシップモデルである「THE MUSIC」にも導入されている「フラットスパイダーコーン」を採用する。

なお、本機のフラットスパイダーコーンは優れたユニット製造に定評があるというScanSpeak社と共同で開発した新しいもの。「THE MUSIC」のユニットより小ぶりになりながらも、コーン部分には3種類のポリプロピレンが合成された独自の高機能樹脂「X3P」と、グラスファイバーを混合した素材を使用し、高剛性・超軽量・高い制動性を獲得したという。

スピーカーユニット

なお、通常、フラット型のコーンは強度的には非常に脆い構造だが、放射線上に伸びるクモの巣状のリブで補強する手法で採用。この手法にちなんで「フラットスパイダーコーン」と命名した。このリブと前述の独自混合素材により、フラット型のメリットを持ちながら強度も保持し、理想的な特性に仕上げることができたとしている。

そして、このコーンを大型ネオジウム・マグネットと50mmボイスコイルとで駆動。このユニットにより、「かつてない超ハイスピード・ハイレスポンスを実現した」としている。

また、中心にはハンドコーテッド・ネオジウムシルクドームトゥイーターをマウント。ミッドウーファーとトゥイーターを同軸・フラット型に配置した同ユニットによって、同心もしくは同軸上の方向性において位相・タイミングのずれと、クロスオーバー帯域の相互干渉を防ぐという。同社ではこうしたユニットによって「リストの繊細ながら情熱的で力強いスタイルを体現する」としている。

ウーファーユニットのコーン部にも独自の高機能樹脂「X3P」を採用。こちらもクモの巣状のリブで補強している。。また、最上部のウーハーは下部2本とキャビネット内で分離され、それぞれ独自のバスレフポートを持っていいる。3本のユニットは250Hz 以下の低域を鳴らすが、このセパレートされた配置により相互の干渉を防ぎ、ネットワーク回路をシンプルに構成することが可能になったという。

エンクロージャーは、アルミ軸受け接続によって上部と下部に完全に分離しており、左右に調整可能。スウィートスポットに向かって最適な方向を確保でき、コンディションに応じたルームチューニングが行える。

エンクロージャーは上部と下部に分離

ターミナルはシングルワイヤリングでスペード・バナナ端子に対応。信号経路をシンプルにすることで、クロスオーバーにネガティブな影響を及ばさないよう配慮した。

ターミナルはシングルワイヤリング

ネットワークには、長期間に及ぶリスニングテストによって厳選した、1% 以下の誤差で管理されたオーディオグレードのパーツを使用。基盤は最短のシグナルパスを構成するとともに、それぞれのコイルが発生させる浮游磁界が影響を及ぼさないよう注意深くレイアウトしているという。

周波数特性は26Hz〜25kHzで、クロスオーバーが250Hz, 2.6kHz(6dB/oct)、感度が91.0dB、インピーダンスが4Ω。推奨アンプ出力は50〜400W。外径寸法は300W×1,250H×435Dmm(スパイクスタンド含む)で、質量が36.5kg。
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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドVIENNA ACOUSTICS
  • 型番LISZT
  • 発売日2014年6月1日
  • 価格¥1,000,000(1台・税抜)
【SPEC】●型式:3ウェイ5スピーカー ●使用ユニット:17.8cm X3P スパイダーコーンウーファー×3、3cm ScanSpeak製 ハンドクラフティド・ネオジウムシルクドームツイーター、15cm ScanSpeak製 ネオジウムフラットスパイダーコーンミッドウーファー ●クロスオーバー:250Hz,2.6kHz(6dB/oct) ●感度:91dB ●インピーダンス:4Ω ●推奨アンプ出力:50〜500W ●外形寸法:195W×1150H×435Dmm(キャビネットサイズ) ●質量:36.5kg(1台)

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