CESで話題を集めたニューカマー

「究極のハイエンド」を目指す新進ブランド「QUALIA」がAA151号に登場

公開日 2013/12/25 19:06 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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QUALIA(クオリア)ブランドでハイエンドオーディオの「INDIGO(インディゴ)」シリーズなどを展開するアメリカのQUALIA & COMPANY of America。好評発売中の「オーディオアクセサリー151号」は同ブランドの紹介記事を掲載している。


映像製作を行うことを目的として、2003年にフランスで設立されたQUALIA & COMPANYを母体とする同社は、「ハイエンドライフスタイルの提案とマーケティング研究開発」のため、2010年に設立。設立第一弾の企画が、「INDIGO」シリーズである。インディゴシリーズは「究極のハイエンド」を目指して企画されたもので、一切の妥協を排した製品作りがなされているという。同シリーズは2013年1月にラスベガスで開催されたCESにも登場し、業界関係者の注目を集めていた。

現在インディゴシリーズを構成するのは、プリアンプの「LINE AMPLIFIER」とモノラルパワーアンプの「MONO BLOCK POWER AMPLIFIER」の2モデル。2014年には、DAコンバーターの「DAC with USB」、フォノイコライザーアンプの「MONO BLOCK PHONO AMPLIFIER」の2モデルが発売される予定であるとのこと。

LINE AMPLIFIER(¥5,355,000)はRCA×3、XLR×2の入力端子と、RCAとXLR各1系統の出力端子を持つ

2014年4月発売予定のDAC with USB(¥3,990,000)。デジタル入力はAES/EBU、RCA同軸、光TOS、USB Type Bを装備している

シリーズ全体に共通するのは、極めて剛性の高い筐体である。筐体は本体と背面パネルはエアロスペース用のアルミブロックから切削加工されたもので、これを鉄製の底板と組み合わせたスリーピース構造になっている。この素材と構造が採用された理由は、信号基板をしっかりと固定することで外的要因を排除することと、基板を効率よく冷却させることを目的としているとのこと。表面は手作業によるアルマイト加工が施されている。

LINE AMPLIFIERは電源部を別筐体とした2筐体構成。電源部も本体と同じ筐体が採用されている。内部のパーツは、リードを無酸素銅にしたコンデンサーなど、音質向上のために有効だという工業用や産業用パーツが用いられている。また、電源トランスなどは、全て特注したトランスを採用。試作と試聴を繰り返し、数値的だけではなく、聴感でも好結果のものを採用したとしている。

LINE AMPLIFIERの内部。長期にわたって安心して使うことができるように、配線材の這わせ方やハンダづけの方法などにも配慮しているとのことだ

LINE AMPLIFIERは電源部だけで15kgの質量がある

MONO BLOCK POWER AMPLIFIERは、150W(8Ω)、300W(4Ω)の出力を持つパワーアンプ。出力素子にはMOS FETが採用されている。電源回路基板は、銅箔厚500ミクロンの大電流基板を新規設計している。

MONO BLOCK POWER AMPLIFIER(¥7,350,000/ペア)は重量50kg。入力端子はRCAとXLR各1系統。SP出力は1系統

来年発売予定の2モデルとともに、ハイエンドシーンの目玉となりそうなシリーズの登場だ。詳細な製品レポート等は、今後の「オーディオアクセサリー」誌に掲載予定。ご期待いただきたい。

2014年発売予定のMONO BLOCK PHONO AMPLIFIER(\6,615,000)は、MC専用のフォノイコライザー。左右チャンネル用と電源部の3筐体構成となる


ラック最上段のアナログプレーヤーは、QUALIA JAPANの取り扱いとなるSPIRAL GROOVEのSG2.1J

QUALIA JAPANにより輸入される、スイスLE SONのDAコンバーターLS001

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