セパレートアンプ「C-900u」「M-900u」正式発表

ラックスマン、最新帰還回路「ODNF 4.0」搭載の旗艦プリアンプ「C-900u」

2013/12/06 ファイル・ウェブ編集部
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ラックスマンは、フラグシップのプリアンプ「C-900u」とステレオパワーアンプ「M-900u」を正式発表。12月下旬より発売する。価格はどちらも1,155,000円(税込)。

両モデルとも、インターナショナルオーディオショウなどで参考出展されていたもの(関連ニュース)が正式発表された格好。本稿ではプリアンプ「C-900u」について紹介する。

C-900u

歪特性を大幅に改善したODNF回路の最新バージョン4.0や、スムーズかつ音質劣化を抑えた音量調節を実現したという新LECUA1000などによるフルバランス構成のディスクリート・プリアンプ回路を搭載。

独自の高音質帰還回路「ODNF(Only Distortion Negative Feedback)」がVer.4.0に進化。高域の歪特性を大幅に改善したという。

電子制御アッテネーター「LECUA」も、88ステップのアンプ回路一体化型の「新LECUA1000」を開発し、これによりスムーズな音量調節を実現するとしている。フロントパネルに電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールとLECUAによる音量シフト機能を使用したLRバランス調節機能を装備している。

プリアンプ回路のゲインは、2007年に発売した「C-800f」の9.5dBから12dBにアップ。また、人の聴感特性に合わせた音量連動式のラウドネス機能を装備しており、リモコンでON/OFFできる。

複数の出力モードをフロントパネル上のスイッチで選択可能。アンバランス接続専用のバイアンプ出力モードでは、出力系統ごとのレベル調節を行える。

入力はバランス、アンバランスを各3系統ずつ、出力はバランス、アンバランスを各2系統ずつ装備。バランス入力1〜3はプリセットした位相(3番HOT/2番HOT)を端子ごとに記憶可能。

背面端子部

端子部にはAVアンプのプリ出力等を接続可能なアンバランス外部プリ入力端子も搭載している。また、銅の導電率と真鍮の硬度を併せ持つという新素材カッパーアロイ製のRCA入出力端子を備えている。

3,300μF×4のブロックコンデンサーを搭載した電源環境を用意。全てのオーディオ回路にレジストの誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス金メッキピールコート基板を採用しているほか、抵抗やコンデンサーには、ハイエンド製品にふさわしいこだわりのカスタムパーツをふんだんに採用したという。

グラデーション鋳鉄製レッグを装着することで振動対策を図っているほか、低温アニール処理と金メッキ施したACインレットを採用。リモコンも新デザインのものを採用。電源ケーブルには、ノイツイスト構造の3.5mm2高純度OFC線と金メッキ仕上げのプラグを採用したJPA-15000(極性マーク付き)が付属する。

本機のリモコン

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  • ジャンルプリアンプ
  • ブランドLUXMAN
  • 型番C-900u
  • 発売日2013年12月下旬
  • 価格¥1,155,000(税込)
【SPEC】●入力感度/入力インピーダンス:アンバランス 255mV/43kΩ、バランス 255mV/86kΩ ●出力/出力インピーダンス:アンバランス 定格1V/90Ω 最大11V、バランス 定格1V/180Ω 最大22.5V ●全高調波歪率:アンバランス 0.009%(20Hz〜20kHz)、バランス 0.005%(20Hz〜20kHz) ●周波数特性:20Hz〜20kHz(+0、-0.1dB)、5Hz〜120kHz(+0、-3.0dB) ●S/N比(IHF-A):アンバランス123dB、バランス126dB ●入力/出力:アンバランス×3、バランス×3/アンバランス×2、バランス×2 ●消費電力:38W(スタンバイ時 2.2W) ●外形寸法:440W×130H×430Dmm ●質量:19.7kg