「LP12」設立40周年記念モデルも

<TIAS>リンの新デジタル伝送ミュージックシステム「EXAKT」早速登場

公開日 2013/11/02 21:27 ファイル・ウェブ編集部
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本日より開幕した「2013 東京インターナショナルオーディオショウ」。東京・有楽町の国際フォーラムにて4日まで開催されている。本稿ではリンジャパンブースのもようについてお伝えしよう。

デジタル伝送ミュージックシステム「EXAKT」登場


デジタル伝送ミュージックシステム「EXAKT」
先日発表されたばかりのデジタル伝送ミュージックシステム「EXAKT(イグザクト)」(関連ニュース)は、プレーヤーとスピーカーのセットによるオーディオシステム。“超ハイエンドなオーディオコンポ”とも捉えられる。

プレーヤー「EXAKT DSM」。外観は「KLIMAX DSM」と変わらないが、中央には「KLIMAX EXAKT DSM」の文字が。


「KLIMAX EXAKT DSM」は別筐体の電源も用意

スピーカー「KLIMAX EXAKT 350」の背面部
プレーヤー「EXAKT DSM」からリン独自のデジタル伝送システム“EXAKT LINK”でデジタルデータを伝送、スピーカー内の「EXAKT ENGINE」で帯域分割などのデジタルプロセッシングを行う。各帯域の信号はスピーカー内蔵の専用パワーアンプに送られ、音楽が再生されるというしくみだ。

プレーヤーからスピーカーへLAN経由でデジタル信号を送り、スピーカー内部で帯域分割するメリットは、アナログクロスオーバーでは避けて通れない振幅歪みや位相歪みを抑えられること(同社は「“完全にゼロ”に抑えることが可能」とアピールしている)。また、アナログフィルターでは熱になって消滅してしまった微細な音楽信号もそのまま伝送できるのだという。

「EXAKT」はさらに、スピーカーの各ユニットごとの特性を測定し、補正したクロスオーバーカーブを与えることで音の最適化を行うことも可能。加えて音場調整機能も備えており、部屋の大きさやスピーカーの位置などを入力することで、理想的な再生を実現できるという。

スピーカーユニットの特性を最適化したり、音場調整を行うことも可能

第一弾製品としてはKLIMAX EXAKT DSM と KLIMAX EXAKT 350 スピーカーとの組み合わせなどが用意されているが、今後AKURATEバージョンのシステムも登場するのではないかと予想される。


「LP12」設立40周年記念モデル

こちらも発表されたばかりの「LP12」設立40周年記念モデル(関連ニュース)も登場している。

「LP12」設立40周年記念モデル

HighlandParkのウィスキー樽として長年使用されることによって凝縮されたオーク材「Spanish oak casks」をそのまま切削/組立加工した木枠「LP12 プリンス」で製作した特別モデル。40年もののHighland Park ウィスキー(オリジナルケース入り)がセットになっている。全世界40台限定生産で、日本向けには10台が用意されているとのことだ。

木枠裏側にはにHighland Parkロゴを配置

オーク樽木材も展示されていた


別室ではAKURATEシリーズをフィーチャーした試聴を実施

KIKOやSNEAKYなども展示していた

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