価格はペア14,256,000円

AUDIO NOTE、旗艦モノパワーアンプ「Kagura(神楽)」

2013/10/07 ファイル・ウェブ編集部
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(株)オーディオ・ノートは、モノラルパワーアンプのフラグシップモデル「Kagura(神楽)」を12月に発売する。価格は1台あたり7,128,000円(税込)。


Kagura(神楽)
フラグシップパワーアンプとして、パーツから開発・改良を行ったというモデル。出力管には大型直熱3極管211を採用し、パラレルシングル動作としている。初段からドライバー段は、デカップリングコンデンサーも含めコンパクトなユニット構造とし、シグナルループの極小化を図った。回路構成は、12AU7/SRPP〜6SN7/パラレルプレートフォロア〜6SN7/カソードフォロア×2。さらに、有機的な質感を損なわないようオーバーオールNFBは3dBにとどめた。

定格出力は50W(@1kHz, 5% THD)で、周波数特性は8Hz〜40kHz (+0dB -3dB@1W)。出力インピーダンスは4/8/16Ωに対応しており、切り替えは本体底部にある端子台上のジャンパープレートの差し替え、およびNFB量切り替えスイッチで行う。

内部は、電圧増幅部をモジュール化したことにより、ハンドワイヤリングの良さとプリント基板なみの経路の短さを実現。モジュール直近に3系統のデカップリングコンデンサーを配置することで、各段ごとに高純度なシグナルループを形成するよう配慮した。また、段間の結合コンデンサーに電極振動対策を施した新開発の銀箔コンデンサーを採用することで、音質向上を図っている。

さらに、出力管211ソケットヒーターとヒーター回路周辺部をコンパクトにまとめ、増幅部ユニットの直近に配置している。これにより、初段管から出力管ソケットまでを幅250×縦100のコンパクトな空間に収め、シグナルラインの引き回しを大幅に少なくした。また、211ヒーター回路には要領40000μFのコンデンサーを2基搭載し、リップル成分を極小にしながら、ハムバランサー回路を採用することで従来にない低残留ノイズレベルを実現したとしている。

本機の電源回路は、本体容積の4分の3を占める大型のものを採用。本体上面後部にB電源用、内部に増幅用ヒーター用と整流管ヒーター用と、合計3個のトランスを搭載する。4個のチョークコイルを備えており、±200V、+450V、+950Vの3系統4種類の電源回路を構成。また、本機の電源回路用に、1000V耐圧のオイルコンデンサー、カットコア使用のチョークコイルを新開発したとのこと。なおACインレット部からメイン電源とヒーター電源を独立させているため、本機には電源コードが2本付属する。

本体サイズは320W×370H×558Dmm(突起部含まず)で、質量は62kg。

【問い合わせ先】
オーディオ・ノート
TEL/044-520-3150

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  • ジャンルパワーアンプ
  • ブランドAUDIO NOTE
  • 型番Kagura
  • 発売日2013年12月
  • 価格¥6,300,000(税込)
【SPEC】●定格出力:50W(@1kHz, 5% THD) ●周波数特性:8Hz〜40kHz (+0dB -3dB@1W) ●出力インピーダンス:4/8/16Ω ●外形寸法:320W×370H×558Dmm(突起部含まず) ●質量:62kg