ニアフィールド再生を意識

サヤ、手のひらサイズのAB級プリメイン「SP192AB」

公開日 2013/10/02 12:19 ファイル・ウェブ編集部
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(株)サヤは、ニアフィールドリスニングでの使用を意識して小型ボディを採用したAB級プリメインアンプ「SP192AB」を本日10月1日より発売開始した。価格は58,800円(税込)。

SP192AB

外形寸法111.2W×43.6H×120Dmm、質量650gと小型サイズを採用。D級アンプ「SP192DT」の後継にあたり、45W+45Wだった出力を5W+5W に抑えることでAB級アンプにした。これによって歪率、S/N 比、セパレーション、周波数特性、位相特性の諸特性を向上させている。

背面端子部

この仕様変更は4〜10畳程度のニアフィールドリスニングでの使用を想定してのもの。ニアフィールドでは5W+5W程度のアンプでも十分な音量が得られることに加え、小型アンプを求めるユーザーのルームサイズはそれほど大きくないと想定し、前作のSP192DT の45W+45Wはパワー過剰と判断。D級をAB級アンプに変更することで、パワーよりクオリティ重視に変更するほうがユーザーメリットが大きいと考えという。

パワーアンプのゲインは0dB。十分な帰還量により、少ないアイドル電流で低歪を実現できるようにした。必要なゲインは前段のプリアンプで稼ぐようにしている。

また、電源は大容量(30W)DC/DCコンバーターで再生する構造で、AC アダプタの影響を軽減。さらに6次ノイズフィルターとオペアンプ部分の左右独立ローカル電源フィルタを設置することで、高S/N・高レギュレーション・高セパレーション性能を達成したとしている。

そして全回路を1枚の基板に集積。スピーカー端子部以外のワイヤーコネクターを廃した構成を採用している。入力端子はRCAピンジャックとミニジャックを1系統ずつ備えている。

内部構成

歪率(1W)は0.006%( 1KHz)、0.008%(20KHz)で、S/N 比が108.5dB(3W) 103.7dB(1W) (IEC-A)。セパレーションは82.2dB(1W/1KHz)で、周波数特性が8Hz〜147KHz、ゲインが20dB。

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドSAYA
  • 型番SP192AB
  • 発売日2013年10月1日
  • 価格¥58,800(税込)
【SPEC】●定格出力:5W+5W(8Ω TH1%) ●S/N比:108.5dB(3W),103.7dB(1W) ●チャンネルセパレーション:82.2dB(1W/1lHz) ●入力インピーダンス:10kΩ ●ゲイン:20dB ●周波数特性:8Hz〜147kHz(-3dB) ●消費電力:2.2W(無入力時)/3.5W ●外形寸法:111.2W×43.6H×120Dmm(突起部除く) ●質量:650g(本体)