オーディオアクセサリ―149号の豪華付録CDを1曲ずつ紹介します

大判化新装刊!AA誌149号付録の豪華CD紹介 − Track10:KANKAWA「アメイジング・グレイス」

2013/06/13 季刊オーディオアクセサリー編集部
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5月21日(火)に発売した大判化新装刊『季刊・オーディオアクセサリー149号』の付録CD、ティートックレコーズ提供『ハイクオリティ・サウンド・サンプル』がたいへん好評です。
まだお聴きになっていない方のために、編集部から1曲紹介させていただきます。

5月21日発売の『オーディオアクセサリー149号』(1,300円)大判化記念号

本誌大判化記念企画 ティートックレコーズ・ コンピレーションCD全11曲

本日はオルガンのKANKAWAさんによる「アメイジング・グレイス」についてです。


KANKAWA
KANKAWAさんは、ジャズオルガンの神・ジミー・スミスの愛弟子で、ニューヨークハーレムで東洋人初のバンドリーダーを務め、1991年にニューヨーク市長より「The best artist of the year」賞を受賞したという経歴の持ち主。数々のジャズジャイアンツをはじめ、フュージョン、ロックアーティストとの共演を重ねてきた名実共にトップミュージシャンの一人です。最近は、日本語ラップの名盤「証言」をリニューアルしたアルバム「Ramp Eye flava」への参加や、80年代テクノの名曲を人力で演奏したアルバム「マン・マシーン」の参加を初め、日本のトップDJとのコラボレーションアルバム「オルガンCLUB」を発表しています。また、(オレンジレンジ、DJ KAORI、ゴスペラーズの村上氏、Scoop on SomebodyのTAKE、Going Under Ground 等と共演した)豪華アルバム「オルガンLOVE」で、日本のJ-POPに活力を与えています。現在は、敬愛する美空ひばりさんへのトリビュートコンサートの企画、演出、プロデュースに着手。DJ KENSEIとのスーパーユニット・NUDEJAZZの活動も再始動させています。

さて、そんなKANKAWAさんが付録CDに提供してくれたのは有名な賛美歌「アメイジング・グレイス」。
オルガンで弾く「アメイジング・グレイス」がこんなに美しいものだろうか、と心を打たれる演奏です。

ティートックスタジオで収録中のKANKAWAさん

オルガンのアンプに設置したマイク
この世界における、あらゆる生命や事象を慈しむかのような、スケールの大きい愛を感じさせます!

ふつうはオルガンの起動音など、カットされることの多い音も、プロデューサー&エンジニアの金野貴明さんの判断で収録されており、その克明なまでの生々しさがいっそう、迫力を増幅させています。


季刊・オーディオアクセサリー149号 付録CD
『ティートックレコーズ・コンピレーション』
<トラック10>
アーティスト: KANKAWA
収録曲:アメイジング・グレイス
ジャンル:ソロオルガン
収録アルバムタイトル:KANKAWA『オルガニストII -サイレント・ソウル-』
レーベル:ティートックレコーズ
発売日:2013年8月7日 価格:¥3,000 通常盤CD、MASTER CD-RII ¥9,800

<ティートック金野貴明氏による「聴きどころ」>
前作のオルガニストから約二年。今作も豊富な編成でオルガンとKANKAWAさんの魅力に迫ったバラード作品集です。オルガンの全体の起動音、レスリーのスイッチィング音、そして、氏の息吹まで包み隠さずにすべてを生々しく再現しました。特に、2分45秒あたりからの情熱的な演奏は、ハイエンドからローエンドまで高大に伸び、そして神々しく感動的なエンディングへと展開していきます。特にローエンドが破綻なく再生できるかなど、システムの実力が問われる作品です。

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