「DP-550」「E-260」もフィーチャー

<TIAS>アキュフェーズ、40周年記念の純A級モノパワー「A-200」をBTL駆動でデモ

公開日 2012/11/02 13:18 ファイル・ウェブ編集部
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アキュフェーズブースでは、この冬発売する新製品「DP-550」「E-260」に加え、モノラルパワーアンプ「A-200」を大きくフィーチャーしていた。

A-200は、同社がブランド創業40周年を迎えたことを記念し、今年7月に発売した純A級モノラルパワーアンプ。価格は1,312,500円(1台・税込)。

40周年を記念して開発されたモノラルパワーアンプ「A-200」

内部パーツも公開されている

1991年発売の「A-100」以来となる純A級駆動のモノラルパワーアンプ。構造技術は2008年発売のフラグシップモデル「M-6000」の技術を導入。大型のヒートシンクを両サイド外装として、筐体の左右に配置し、2台の完全同一回路のパワーアンプユニットを並列に駆動させている。

同社ブースでは、A-200の内部パーツも展示。「A-65」の約2.5倍、「A-100」の約1.9倍の供給能力を持つ、アルミ鋳物ケースに収納されたトロイダルトランス、100,000μF×2の超大容量型コンデンサーなどを実際に確認することができる。

試聴システムは、このA-200をBTL駆動で各チャンネル2台、計4台用いるという大変豪華な構成。スピーカーはFOCAL STELLA UTOPIA EMだ。SACDトランスポートはDP-900で、そこからHS-LINKでヴォイシング・イコライザー「DG-48」に入力。さらにMDSDプロセッサー「DC-901」を経て、プリアンプ「C-3800」へ信号を送り出すというシステムになっている。

スピーカーはJBLのDD65000とOCAL STELLA UTOPIA EMを用意

取材時の試聴システム

そのほか、12月上旬に発売するSACDプレーヤー「DP-550」も展示。本機は新規設計の高剛性・高精度ドライブを搭載したモデルで、剛性を高めるため、SACDドライブ全体をシャーシに直接固定したり、フローティング構造の新規トラバース・メカニズムを採用するなど、振動を抑制するための工夫を随所に盛り込んでいる。またデジタルプロセッサー部には、独自の「MDS+(Multiple Delta Sigma+)」を搭載している。

SACDプレーヤー「DP-550

プリメインアンプ「E-260」も11月中旬に販売を開始するモデルだ。価格は304,500円(税込)。E-250の後継機で、上位機と同等の「AAVA方式ボリューム・コントロール」を搭載。スイッチ一つでプリ部とパワー部を分離し、それぞれ独立して使用できる「EXT PRE機能」も備える。アキュフェーズのこのクラスのモデルでは初めての搭載となるという。

プリメインアンプ「E-260」

パワーアンプ部の構成にはインツスルメンテーション・アンプ方式を採用して信号経路をバランス伝送化。カレント・フィードバック増幅回路を搭載して、電気的性能のさらなる向上を図っている。

毎度おなじみの光景だが、同社の機器群がずらりと並べられている様は圧巻だ


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