<音展>フォステクス”かんすぴ”実機登場/DSと連携するカーナビ/ダイヤ加工技術を活かしたカナル型イヤホン

2012/10/19 ファイル・ウェブ編集部
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本日10月19日(金)から21日(日)まで開催される「オーディオ・ホームシアター展 2012(音展)」。本稿ではUDXアキバスクエアにブースを構えていたフォステクス、オンキヨー、パナソニック、富士通テン、日本精機宝石工業のブースのもようをお伝えする。

■フォステクス

フォステクスのブースには、昨日発表された自作スピーカーキット”かんすぴ”の実機が早速登場している。

“かんすぴ”(関連ニュース)は8cmフルレンジユニットP800K、10cmフルレンジユニットP1000K、スピーカーボックスP1000-E、アンプAP05がラインナップされている。どれも非常に手頃な価格が特徴(たとえばP800Kは税込1,365円)。購入しやすく、挑戦しやすく、音もいいパーツづくりを目指したという。

自作スピーカーキット”かんすぴ”を使って作ったスピーカー

カラフルなバリエーションを揃えたスピーカー「PA-2」なども出展

そのほか同社ブースには、カラフルなバリエーションを揃えたスピーカー「PA-2」、アクティブスピーカー「PM0.3」や「GY-1」、フォステクスロゴ入りのバッグやエプロンなどの製品が登場し、一部製品は数量限定・会場限定価格で販売されている。気になる方はぜひフォステクスブースをチェック!

iPhone4用マイク「AR-4i」なども限定特化で販売される

こちらはイヤホン「みみもと」


フォステクスロゴの入ったエプロンやバッグなども、会場限定で販売されている

■オンキヨー

オンキヨーブースには、6基のスピーカーを円状に配置し、立体感あるサウンドを楽しめるBluetooth対応スピーカー“iLunar”「RBX-500」などの注目製品が登場していた。

“iLunar”「RBX-500」

「RBX-500」は6cmフルレンジスピーカーを6基と10cmのサブウーファーを1基搭載。スイス・Sonic Emotion社の独自信号処理技術で各ユニットを効率的に駆動させ、再生環境にあった音場を自動形成することができるという。

本体天面には30ピンのドックコネクタを用意。iPod/iPhoneのデジタル接続にも対応している。ステレオミニ端子を使っての外部機器接続や、Bluetooth接続も行える。

DSD/ALAC/FLACに対応したコンポ「CR-N755」の試聴も可能

AirPlay対応の一体型コンポ「ABX-N300」


リファレンスシリーズ直系のエントリープリメインアンプ「A-9050」なども登場

■パナソニック

パナソニックは、薄型テレビ用の2.1chシアターシステム「SC-HTB20」を出展していた。サブウーファー部を備えるメインユニットとサウンドバーで構成されるシアターシステムで、サウンドバーは左右chに分離してフロントスピーカーとして縦置き設置することも可能なのが大きな特徴だ。「テレビの薄型化が進むとともに、スピーカー部に割けるスペースはどんどん少なくなってきている。そこで、こういったシステムを使って音を楽しんでほしい」(同社説明員)。

2.1chシアターシステム「SC-HTB20」

そのほか、AirPlayに対応した「SC-HC57」を筆頭とした一体型オーディオシステム“D-dock”シリーズなどをアピールしていた。

AirPlayに対応した「SC-HC57」を筆頭とした一体型オーディオシステム“D-dock”シリーズなどをアピール


ハイコンポ「SC-PMX5」も登場していた

■富士通テン

富士通テンは、ECLIPSEシリーズのスピーカーを出展。実際の使用シーンを具体的に想像できるようなブースを構えている。

TD510zMK2

TD510MK2(写真右)とTD508MK3(写真左)


TD307MK2Aはデスクトップオーディオスタイルで提案

TD307MK2Aは壁掛け提案も行われている

またカーオーディオ製品として、ニンテンドーDSと連携して使えるカーナビが展示されている。

カーオーディオ製品も多数アピール

こちらはニンテンドーDSと連携して楽しく使えるカーナビ

こちらは渋滞中などに退屈せず過ごせるよう開発されたとのこと。目的地設定や周辺検索などを手書き入力で行うといったナビ機能の利用はもちろんのこと、ナビゲーションのマップ上に、その地域にちなんだ「クイズ」が落ちており、正解するとポイントがたまってお土産などを(仮想的に)買える、といった娯楽要素も用意。るるぶのデータを元にした観光案内なども利用することができる。

ナビとして使うほか、クイズなど娯楽の要素を備えている

対応カーナビを購入すると、専用ソフト「クルマでDS」が付属する。現在のところ「AVN-ZX02i」と「AVN-Z02i」が本機能に対応する。


■日本精機宝石工業


日本精機宝石工業が製造してきたレコード針をずらりと並べる

もともとは縫い針工場だった同社。現在はレコード宝石針やダイヤモンド工具、歯科用ダイヤモンドバーなど様々な製hんを手掛けているという
レコード針などを製造する日本精機宝石工業のブースでは、革を使った高級レコードクリーナー「KANADE」を展示。これは同社の本社がある兵庫県のメーカーとコラボしたもので、ヨーロッパの某高級ブランド品と同じ革と使用しているのだという。「ハイエンドシステムの傍らに置いても釣り合う製品を」目指した製品とのこと。同社直販サイトにて限定販売される。

革を使った高級レコードクリーナー「KANADE」。寄せ木細工の化粧箱に入れて販売される

また、このたび設立された新ブランド「+US(プラスアス)」から、カナル型イヤホン「Brillante」が登場予定であることもアナウンスされた。

「+US」ブランドのカナル型イヤホン「Brillante」。発売は来春を予定。

「Brillante」は、「華やかに/輝かしく」という意味を持つ音楽の楽想記号から取ったとのこと。レコード針製造で培ったダイヤ加工技術を活かしたイヤホンで、ポリマー振動膜の表面に高硬度の宝石層を形成したものをドライバーに使用。「アナログライクな音を目指した」という。車や飛行機のデザインを手掛けるデザイナーに依頼したという筐体は流線型のスタイリッシュな外観。ティアドロップ型のサウンドチャンバーを設け、ドライバーの背圧をダンピングに利用することで、豊かでハリのある中低音再生を実現するという。

発売は来春を予定。価格は未定だが「10万円20万円という価格にはならない」(同社 仲川和志社長)とのことだ。

「+US」ブランドは今後も様々な展開を検討中だそう。イヤホンなどオーディオ機器に限らず、ユーザーの生活を豊かにするような製品を送り出していく予定だという。

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