「DIDRC」回路や192kHz/24bit対応DACを搭載

オンキヨー、リファレンスシリーズ直系の5万円台プリメイン「A-9050」

公開日 2012/08/07 15:00 ファイル・ウェブ編集部
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オンキヨーは、「DIDRC」回路や192kHz/24bit対応DACを搭載したプリメインアンプ「A-9050」を9月上旬に発売する。価格は54,600円(税込)。

A-9050

A-9050の背面部

「A-9050」は、同社のリファレンスシリーズ「P-3000R」「M-5000R」、「C-7000R」直系のモデル。リファレンスシリーズの開発で誕生した回路をデジタル出力部に搭載している。

192kHz/24bit対応のウォルフソン製DAC「WM8718」を搭載。デジタル入力を3系統備え、96kHz/24bitまでの入力信号に対応する。

192kHz/24bit対応のウォルフソン製DAC「WM8718」を搭載

さらに、独自回路「DIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)」を搭載。同回路は動的ノイズを抑制するためのもので、デジタルオーディオで起こる混変調歪ノイズの原因となるビートの発生メカニズムを究明。、「MHz帯までの圧倒的な増幅性能に優れ、1μ秒(100万分の1秒)という瞬時に最高1000Vにまで達する反応速度を併せ持ち、ノイズレベルも人間の聴覚の限界値(およそ-120dB)よりも遥かに低い-140dB以下に抑えられた画期的な回路」と同社では説明している。

パワーアンプ部はディスクリート構成で、過渡応答特性を大幅に改善する「3段インバーテッドダーリントン回路」を搭載。定格出力は75W+75W(8Ω)、周波数特性は10Hz〜100kHz、SN比は110dB、適応インピーダンスは4〜16Ωとなる。

カスタム設計の10,000μF電解コンデンサー2基などこだわりの部品を搭載している

また、大容量のEIトランスや、カスタム設計の10,000μF電解コンデンサー2基を搭載し、電源回路を強化している。そのほか、小音量でもサウンドが痩せない「オプティマムゲイン・ボリューム」、トーン回路をバイパスし信号経路を短縮する「ダイレクトモード」といった機能や、独自開発の低音増強技術「Phase Matching Bass Boost」を搭載し、豊かな低域とクリアな中高域を実現するという。

筐体にもこだわった。厚さ1.6mmの鋼板を使用し高調波振動を抑制するフラットシャーシを採用するほか、フロントパネルやボリュームつまみには剛性の高いアルミ素材を採用し、振動対策を施している。ヒートシンクは熱容量が大きく、熱的変化にも強いアルミ押し出しタイプの大型のものを採用した。

入力端子としてデジタル3、アナログ6系統、出力端子としてアナログ1、2.1chプリアウト1系統を備える。アナログRCA端子は金メッキ仕様。スピーカーターミナルは、バナナプラグなども接続できるネジ式。電源ケーブルは取り替えることが可能。

付属のリモコン

外形寸法は435W×139H×330.3Dmm、質量は8.2kg。


【問い合わせ先】
オンキヨーオーディオコールセンター
TEL/050-3161-9555

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドONKYO
  • 型番A-9050
  • 発売日2012年9月上旬
  • 価格¥54,600(税込)
【SPEC】●定格出力:75W+75W(8Ω、1kHz、0.08%以下THD、2ch駆動時、JEITA) ●実用最大出力:100W+100W(8Ω、1kHz、2ch駆動時、JEITA) ●周波数特性:10Hz〜100kHz:+1dB/-3dB(LINE1) ●SN比:110dB(LINE、IHF-A)、80dB(PHONO、MM、IHF-A) ●適応インピーダンス:4〜16Ω(A or B)、8〜16Ω(A+B) ●音声入出力端子:入力…デジタル×3 アナログ×6、出力…アナログ×1 2.1chプリアウト×1 ●最大外形寸法:435W× 139H×330.3Dmm ●質量:8.2kg