エソテリック、SACD「名盤復刻」に2作品を追加 − テンシュテット&シカゴ交響楽団のマーラー

公開日 2012/08/01 10:01 ファイル・ウェブ編集部
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エソテリック(株)は、SACD「名盤復刻シリーズ」に2作品を追加。9月1日より発売する。価格は両作品とも3,300円(税込)。

■マーラー:交響曲第1番「巨人」
クラウス・テンシュテット(指揮)
シカゴ交響楽団
品番: ESSE-90068
仕様: Super Audio CDハイブリッド


今回SuperAudioCDハイブリッド化されるマーラーの交響曲第1番「巨人」は、ロンドン・フィルとの全集完成後にEMIがライヴ録音として発売した4曲のマーラー録音の一つで、1990年5月から6月にかけて、シカゴのオーケストラ・ホールにおけるシカゴ交響楽団の定期演奏会に客演した時に収録された(同時に映像収録も行われている)。この頃はちょうど病魔と闘いながら、テンシュテットがさらにその音楽を深めていった時期にあたり、この演奏もそうした特徴を示している。


■チャイコフスキー&グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
品番: ESSW-90069
仕様: Super Audio CDハイブリッド


ヴェンゲーロフにとってテルデックにおける通算4枚目の協奏曲録音となった、1995年収録のチャイコフスキーとグラズノフのヴァイオリン協奏曲2曲を収めたアルバム。クラウディオ・アバド/ベルリン・フィルとの唯一の共演録音となったこのチャイコフスキーとグラズノフのヴァイオリン協奏曲は、作品に要求される華麗な名技、広大なロシアの大地への郷愁、そして世紀末ロシア社会の濃密なロマンティシズムをすべて兼ね備えた類稀な名演。

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