驚異の広帯域特性を実現

SOULNOTE、フラッグシップ・プリアンプ「LA10」をFundamentalブランドで発表

公開日 2012/05/21 19:57 季刊オーディオアクセサリー編集部
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Fundamental プリアンプ「LA10」(¥1,050,000)
(株)SOULNOTEは、同社の最上位モデルに位置するプリアンプ「LA10」を発表した。
価格は¥1,050,000で、2012年5月25日により受注が開始となる。なお、LA10は、同社が展開するFundamental(ファンダメンタル)ブランドでの発売となる。

本機は28MHzまで延びる驚異の広帯域特性と、高いS/Nを実現する左右独立電流バッファーアンプモジュールを搭載したモデル。

LA10の本体内部。L/R独立電流バッファーアンプモジュールを採用し、28MHzまで伸びた帯域特性と優れたS/N比を実現した

LA10の電源部。1kVAという大容量のトランスが目を惹く

P&Gロータリーフェーダーの採用により精緻なボリュームコントロールを可能としたほか、取り付けビスにいたるまで徹底した非磁性化を実施。さらには、1kVAという大容量のトランスをセパレートで用意するなど、こだわりにこだわり抜いた内容が凝縮された同社の集大成と呼ぶにふさわしいモデルとなっている。


(株)SOULNOTE 代表取締役 鈴木哲 氏
代表取締役の鈴木哲氏はLA10の発表にあたり下記のように語る。

「SOULNOTEとFundamental、この二つにはそれぞれのコンセプトがございます。SOULNOTEブランドでは、一般の音楽ファンにも手が届くような価格を抑えたモデルを中心にラインアップ、一方のFundamentalブランドでは、一点一点、私自身の手で組み上げて、お客様の元へお届けするという意味で、一切の妥協を排したモデルを世の中に送り出していくというものです。いずれにしても、“小さな会社だからこそできることをやって行く”というスタンスは共通です。

今回、あえてオーディオの中でもアナログの部分に位置するプリアンプをリリースしたかというと、移り代わりの激しいデジタル分野とは異なり、2年後、3年後でも陳腐化しない製品ジャンルであるということが大きな理由となっております。

100万円という金額は、なかなか買おうと思える金額ではないかと思います。しかし、音楽を聴くという幸せな時間を10年も20年も長く感じていただきたいという想いから、パーツ選びから設計、製品化まで行っておりますので、実質的なコストパフォーマンスには自信を持っております」

また、Fundamentalブランドでは今後、音楽制作の分野でも展開していきたいという意欲を示し、ソフトとハード、双方を手がけるブランドとしてより良いものを発表したいとも語った。

発表会当日はミュージシャンの椎名純平氏を交えてのライヴも開催。鈴木氏自らがギターを弾くなど同社のスタンスを象徴する内容となった

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  • ジャンルプリアンプ
  • ブランドFundamental
  • 型番LA10
  • 発売日2012年5月25日
  • 価格¥1,050,000(受注生産)
●定格出力:2.0V●入力インピーダンス:10kΩ●アンプ電圧ゲイン:0dB(ボリューム込み挿入損失0.6dB)●周波数特性:DC〜28MHz(+0、−1dB)●全高調波歪率:0.0015%(定格出力時 20Hz〜20kHz)●残留ノイズ:4μV(フィルターなし)●S/N比:125dB(IHF Aネットワーク)●chセパレーション:105dB(1kHz)●電源電圧:AC100V 50/60Hz●消費電力(電気用品安全法):10W●サイズ:320W×108H×270.2Dmm(アンプ部)、320W×152H×236.5Dmm(電源部)●質量:5.4kg(アンプ部)、13.8kg(電源部)