Win用ドライバーも独自開発

zionote、USB Audio Class 2.0採用&192/24対応のUSB-DDC「X-DDC」

公開日 2012/03/13 16:31 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
zionote(株)は、パソコンのUSB信号をオーディオ信号へと変換するJAVS社のUSB-DDC「X-DDC」を3月31日に発売する。価格はオープンだが直販サイトでは19,800円(税込)で販売する。

X-DDC

オーディオデータの伝送に脆弱だった従来のUSB規格ではなく、USB Audio Class 2.0を採用。最高192kHz/24bitに対応している。Macで使用する場合は、MacがデフォルトでUSB Audio Class 2.0に対応しているためドライバーのインストールなども不要で、USB接続するだけで本機を使用できる。

なお、Windowsでは別途ドライバーをインストールする必要があるが、音質向上のためにそのドライバーを独自に開発したのだという。

X-MOS社のX-Core Processor採用。SRAMを内蔵するX-Core Processorはデータを自らのバッファーメモリーに読み込み、自己クロックによって同期化させて処理することで伝送信号の精度を飛躍的に向上させたという。

クロックは22.5792MHzと24.576MHzという非常に高い周波数を使うことで精度を高め、質を劣化させないよう配慮。温度による影響をほとんど受けないTCXOクロックを採用しており、四季や昼夜による寒暖の差が激しい日本での使用にも適しているとしている。

Asynchronous(非同期)伝送方式を用いることで、XMOS DSPに内蔵されたFIFOバッファーにデータを読み込み、高精度TCXOのマスタークロックによって同期する。

64ビットパソコンにも対応できるようASIO 2.2に対応。従来のX-MOSでは対応していなかったS/PDIFパススルーも可能だ。また、リアルタイムでWindowsが出力するサウンドをビットマッチングで元信号をそのまま録音可能なデジタルキャプチャー機能も装備し、インターネットラジオやストリーミング音声をファイル化できる。

オプティカルと同軸出力に加えて、特許技術JAVS LINKにてI2S信号をHDMIケーブルによって出力することも可能。ヘッドホンアンプ内蔵DACの「DAC-2 USB」、ヘッドホンアンプ内蔵ADC&DAC「DAC-2 MARCH」へI2S接続できる。なお、HDMI端子を使用するJAVS LINKから、5ピンMiniDIN端子に変換する5Pin DIN Converter Moduleも今後に販売する予定だという。

背面端子部

なお、I2Sとは機器間ではなく基板上のチップ間で使われる、デジタル音声の大もととも言える信号。非常にノイズに弱く、通常は機器の外に引き出して使うことができない。このI2SをJAVSはHDMIケーブルを流用することで機器間の接続を可能にしたのだという。

パーツのばらつきによる個体差を極力減らすために1%抵抗を使用したほか、ICの最適化のためにSANYOのOS-CONを採用。また、信号の劣化を防ぐために4層基板を24金メッキ処理している。

駆動にはUSBバスパワーを使用。ACアダプターは付属しないが、AC電源による駆動にも対応している。カラーバリエーションには、ブラック、シルバーの2色に加えて、初回限定色としてブルーとレッドも用意している。限定色は直販サイトのほか、吉田苑、フジヤエービック、e☆イヤホン、オリオスペックの各店舗限定での販売で、これらの販売店では3月21日から先行販売も行う。

レッド

ブルー

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

新着記事を見る
  • ジャンルその他
  • ブランドJAVS
  • 型番X-DDC
  • 発売日2012年3月31日
  • 価格¥OPEN(直販サイト価格19,800円)
【SPEC】●対応OS:Windows7/Vista(SP2)/XP(SP3)、Mac OS 10.6以上●外形寸法:105Wx95Hx27Dmm ●質量:200g