今回のテーマはWSD V1.1とSA-CDの歩み

1ビットオーディオコンソーシアム主催の第5回1ビット研究会 − 3月2日に開催

公開日 2012/02/17 10:36 季刊・Net Audio編集部
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1ビットオーディオコンソーシアム主催の第5回1ビット研究会が、2012年3月2日(金)、早稲田大学IT研究機構にて行われる。


2件ずつの講演と研究発表が、13:30〜17:40という4時間超スケジュールを取って、盛りだくさんの内容で予定されている。

講演は放送大学学園理事長を務める白井克彦氏が『1ビットに期待する』をテーマに基調講演を行い、東京大学名誉教授で早稲田大学名誉教授の安田靖彦氏が『ΔΣ変調方式の誕生秘話』をテーマに特別講演を行う。

講演の後の研究発表は2つのテーマが用意されている。ひとつは『WSD(Wideband Single-bit Data)ファイル仕様 V1.1解説』として、2006年からレコーダーKORG MR-1などで採用されてきたWDSの特徴と、そのVersion1.1への改定の概要、及びWSD音源の試聴を行う。

発表者は早稲田大学准教授 (理工学術院・表現工学科)の及川靖広氏、株式会社コルグ・開発2部 RE 開発グループの永木道子氏。

研究発表の2つめのテーマは『SA-CDタイトルの歩みと試聴』〜SA-CDタイトルのこれまでの経緯、最新レコーディングの紹介と試聴〜。国内外レコードレーベルの1999年頃の取り組みから最新状況まで。クラシックレコーディングの現場やジャズ音源のマスタリングの様子、現場写真、関係者証言を交えつつ、最新の情報までを紹介する。

加えて、SHM仕様SA-CDタイトル、音匠インク仕様でのリリースなど、レコーディング以外のSA-CD品質向上に向けたレコード会社の日々の取り組みについても解説する。発表者はソニー株式会社・CPSG・HE事業本部・HE開発部門・3部の照井和彦氏。

参加費は無料で事前申し込み不要。原則1ビットオーディオコンソーシアム会員が参加できる研究会ではあるが、1ビット技術に関心のある会員以外の方も参加できる。興味のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。

■日時:2012年3月2日(金) 13:00開場、13:30開会
■場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館 N棟1階 大会議室
■主催:1ビットオーディオコンソーシアム
■共催:早稲田大学IT 研究機構
■参加費:無料
■事前申込:不要(当日受け付けで記帳)
■問い合わせ先
TEL/03-3200-2046
E-Mail:1bitcons@acount.rise.waseda.ac.jp

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