幻の「FREEDOMMUNE0」大トリ曲がディスク化

冨田勲氏の新譜登場 − 太陽黒点の電波が歌う“ドーンコーラス”を加えた「惑星」スペシャルエディション

2011/10/27 ファイル・ウェブ編集部
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日本コロムビア(株)より、冨田勲氏の新譜「PLANET ZERO − freedommune < zero > session with Dawn Chorus」(COGQ-57/税込2,100円)が11月23日に発売される。

「PLANET ZERO − freedommune < zero > session with Dawn Chorus」

2011年の夏、ジェフ・ミルズや小室哲哉など豪華出演陣で話題となった野外イベント「FREEDOMMUNE0」。1万枚を超える入場券が瞬時になくなり、チャリティーのため無料であったはずが、入場券がオークションで高値取引されるなど盛り上がりを見せていたが、当日悪天候に見舞われ中止を余儀なくされた。今回発売されるアルバムは、この幻のイベントの、大トリとして計画されていた作品を収めたものだ。

冨田氏の「惑星 ultimate edition」をベースに、新たに一部を書き直して再構成したスペシャルエディション。注目なのは「太陽の黒点から発せられる電波を受け、夜明けのみに受信できる“ドーンコーラス(暁の合唱)”」を加えていること。宇宙が奏でる日の出の音とともに、トランペットがワーグナー「トリスタンとイゾルデ」より”愛の死”のメロディーを高らかに歌いあげる。

冨田氏入魂の作品だったものの、イベントが中止になってしまったため「このまま眠らせるのはもったいない、何とか多くの人に届けたい」という思いから、今回のアルバムが生まれたという。

SACDハイブリッドで4.0ch SACD/2ch SACD/2ch CDの3種類の音声を収録しており、冨田氏の描く壮大な宇宙をサラウンドで堪能することができる。

PLANET ZERO − freedommune < zero > session with Dawn Chorus

【収録曲】
I.Reincarnation − 転生
 1 Reincarnation (Itokawa and Hayabusa) − 転生(イトカワとはやぶさ)
 2 Eternity ("Liebestod" from "Tristan und Isolde") − 永遠性(”トリスタンとイゾルデ”より”愛の死”)

II.Journey − 旅
 3 Mars − 火星
 4 Venus − 金星
 5 Mercury − 水星

III.Dawn − 夜明け
 6 Jupiter − 木星
 7 Rising Sun − 日の出
 8 Saturn − 土星

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