秘蔵音源をネットオーディオで楽しめる

PC Audio Concert Vol.8 「JBL&RMEで聴く行方洋一J-POP大全集」イベントレポート

公開日 2011/06/22 12:10 季刊オーディオアクセサリー編集部
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神田・神保町のJAZZ OLYMPUS!にて秘蔵音源をネットオーディオ環境で試聴
(株)シンタックスジャパンは、6月18日(土)に同社主催で開催しているネットオーディオ関連イベントの第8回となる「PC Audio Concert Vol.8」を、東京・神保町にあるジャズ喫茶JAZZ OLYMPUS! にて開催した。

本イベントの目的はネットオーディオが実現する高品位音源の魅力を、そこでしか聴くことのできないコンテンツを交えて体験するというもの。


生涯録音曲数3000曲を超えるJ-POPレコーディング界の巨匠、行方洋一氏が今回のゲストで登場
今回、ゲストとして登場したのは、生涯録音曲数3000曲を超えるJ-POPレコーディング界の巨匠、行方洋一氏。イベントでは同氏が関わったJ-POPの名曲の数々が現代最高の技術により24bitにリマスタリングされた高品位音源が一挙に披露された。

イベントの開始にあたり行方氏は、「昔、有楽町で開催されたハイエンドショウトウキョウのオルトフォンさんのブースで、アナログレコードをPCへのデータ化するというイベントをやったんです。非常にご好評をいただいたのですが、当時、いい音で保存しようと思ったら、車が買える程のソフトウェアを使用しなければなりませんでした。いまはBIASのSoundSaverという1万円くらいのソフトウェア簡単にできるんです。だったら、こうした”録るPCオーディオ”のような楽しみ方も面白いんじゃないかと思います」と語った。


今回のイベントではSteinbergのWave Lab7も用いられた
オーディオファンにとって最大の関心事のひとつ、それは”どのようにして音源が作られているのか”ということだろう。本イベントの醍醐味は、その最前線で活躍する行方氏から貴重な制作秘話が語られるということにある。”あのビックアーティストの作品のレコーディングでは、実はこんな仕掛けがあった”といったような、いまだからこそ明かされる驚愕の事実も多数あり、来場者から驚きの声があがることも度々だった。
さらにはイベントでは行方氏が自身で録音した蒸気機関車などの録音も披露され、現場の迫力をうまく再現するためのコツなども語られた。

また、イベントのサプライズとして、中国出身の女性歌手You Yan(ユウエン)さんによる歌も披露され、生音の素晴らしさも改めて体感できる内容となった。

当日のサプライズとして中国出身の女性シンガーYou Yan氏の歌も披露された

リスナーとレコーディング現場が直接触れ合うことのできる本イベント。次回の開催は7月16日(土)、場所は同じくJazz Olympas!を予定。ぜひともふるってご参加いただきたい。

【次回イベント詳細】
「PC Audio Concert vol.8 JBL&RMEで聴く行方洋一J-POP大全集」
●日時:2011年7月16日(土)13:15〜(開場:13:00〜)
●定員:1回につき30名
●場所:お茶の水Jazz Olympus!(東京都千代田区神田小川町3-24)
●参加費:無料
●参加方法:イベント専用ページから要予約
●使用機材:PC/Windows PC、再生アプリケーション/Steinberg Cubase,Steinberg WaveLab,PreSonus Studio One、オーディオインターフェース/RME Babyface, Fireface UC、プリメインアンプ/JBL SA600、スピーカーシステム/JBL"Olympus"D50S8R

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