英audiolabの「8200」シリーズも

<ハイエンドショウ>香港AURALiCの192/32対応USB-DAC/YSCからブックシェルフ型スピーカー「MONITOR ZERO」

公開日 2011/05/13 19:54 ファイル・ウェブ編集部
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本日より3日間にわたって東京・有楽町で開催されている「ハイエンドショウトウキョウ2011スプリング」。本項ではDTルームから、ワイエスティー、YSC、ボルトアンペアのブースレポートをお届けする。

ワイエスティー

ワイエスティーは、香港AURALiCブランドのUSB-DACと英audiolabの「8200」シリーズを出展している。


上からAURALiCのUSB-DAC、audiolabの8200CD、8200A
USB-DACは外部クロック接続に対応。国内では10月頃の発売を予定しているとのことで、価格は20万円前後になる見込みだ。

内部にはバーブラウン社など主要パーツメーカー5社が共同で開発したDACチップを搭載しており、192kHz/32bitまでの入力ソースに対応する。PC接続端子はUSB 2.0に対応。


USB-DACの背面端子部。外部クロック接続に対応
8200シリーズからは、6月頃の発売を予定しているCDプレーヤー「8200CD」とプリメインアンプ「8200A」が公開されている。2機種とも価格は168,000円(税込)。


8200シリーズの背面端子部
8200CDはSabreの32ビットDACを搭載。同軸デジタルと光デジタルを3系統ずつ装備するほか、USBなどを備える。8200Aは1chに4枚のチップを採用する構造のプリメインアンプで、audiolabが創業した60年代から展開しているデザインをそのまま採用している。

YSC

YSCは、5月末発売予定のブックシェルフ型スピーカー「MONITOR ZERO」を展示している。ピアノブラックとチェリーカラーハイグロス仕上げの2色を用意しており、価格はオープンだが、10万円前後の実売を見込んでいる。


MONITOR ZERO

MONITOR ZEROの背面。バイワイヤリング対応
スピーカー構成は2ウェイ・リアバスレフ型で、周波数特性は50Hz〜20kHz、インピーダンスは6Ω。筐体サイズは170W×265H×190Dmmで、質量は約4.7kg(1本)。バイワイヤリングにも対応する。会場では、ウーファー部のオリジナルスピーカーシステムに採用しているネットワークの一部も展示されている。


エンクロージャーの設計がわかる展示も

ウーファー部のオリジナルスピーカーシステムに採用しているネットワークの一部も展示
また、今後発売予定のスピーカーユニット各種も公開。参考出展された「YS137K-PSC」は、13cmのケブラーコーンを採用するモデルで、フェーズプラグ付。今夏発売予定だ。周波数特性は54Hz〜12kHzで、インピーダンスは6Ω、音圧レベルは87.1dBとなる。価格は5,800円を見込んでいる。そのほか、8cmのアルミコーンや13cmのグラスファイバーコーンなど来週発売予定の5モデルも出展された。

今後発売予定のスピーカーユニット各種

ボルトアンペア

ボルトアンペアは、本年1月に168,000円で発売されたステップアップトランス内蔵電源整合器「GPC-TQ」をフィーチャー。リファレンスにスタックスのヘッドホンを使用した試聴デモを行っている。


ボルトアンペアブースの様子
本機は「ハイエンドショウ 2010春」にも出展されたもので、従来機「GPC-T」をベースにボルトとナットをポリカーボネート製のものに変更したほか、天板の素材も鉄からアルミに変えるなどブラッシュアップした。


GPC-TQ
また、同社社長の宮寺昭夫氏によれば、同氏が担当するオーディオの電源環境にまつわるコラム「電源物語」(関連ニュース)の反応が良いとのことで、「電源関連製品に関してどれを選んだらよいのか、迷っている方は特に参考にして欲しい」とコメントしていた。

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