2009東京インターナショナルオーディオショウレポート

ナスペック、新規取扱いCambrige Audio3製品/Playback DesignsのDACなど多数

2009/10/03 Phile-web編集部
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ナスペックのブースでは、同社取扱いのブランドから多くの新製品を発表している。新規取扱いのCambrige Audio(ケンブリッジ・オーディオ)ブランドより、第1弾として発売する3製品も出展された。

米Playback Designs(プレイバック・デザイン)社からは今年2月発売のSACDプレーヤー「MPS-5」と、MPS-5と同様のデザインを採用した新製品のDAコンバーター「MPD-5」を初披露。価格は1942,500円(税込)となる見込み。


DAコンバーター「MPD-5」
Playback Designsは、スイスのStuderに在籍した後、唯一のDSDマルチレコーディング機のSonomaの設計に携わり、さらに某ハイエンドメーカーに在籍して一体型SACDプレーヤーを設計したデジタル技術のエキスパート、Andreas Koch氏が、より理想に近いSACDプレーヤー「MPS-5」を生み出すため2007年に設立したブランドだ。


SACDプレーヤー「MPS-5」も展示

「MPS-5」のシャーシにはシンプルな操作ボタンがついている
「MPD-5」はMPS-5のCDメカ部をなくしDAC機能に特化させたモデル。MPS-5と同様、アナログ回路のみならず、デジタル回路も可能な限りディスクリートで構成。クロックはジッターの多いデジタル回路からもジッターを取り除く回路を開発、投入し、クリーンな音を実現しているという。なお84万円でMPS-5へのアップグレードも受け付ける。


DAコンバーター「MPD-5」の背面端子部
デジタル入力端子は、シングルで192kHz/24bitまで対応するXLR、RCA、Toslinkや、48kHzまで対応するUSB(PC用)などを装備。出力はXLRなどのデジタル出力のほか、アナログXLR/RCA出力端子も装備している。MPS-5との組み合わせでSACDマルチ再生も可能だ。

40年以上の歴史を持つ英Cambrige Audio(ケンブリッジオーディオ)の製品を新規取扱いを開始することも発表になった。会場には11月末に発売予定の第1弾モデルとして、CDプレーヤー、プリメインアンプ、DAコンバーター3製品が出展されている。

CDプレーヤー「Azur 840C」は、384kHz/24bitnアップサンプリング・オーディオ出力に対応。DAコンバーターはAnalog Devicesの「A1955」を採用する。アナログ出力2系統のほかデジタル入出力も192kHz/24bitまで対応している。231,000円(税込)で発売される見込みだ。


CDプレーヤー「Azur 840C」とプリメインアンプ「Azur 840A ver2 Class XD」
プリメインアンプ「Azur 840A ver2 Class XD」は、Cambrige Audio独自のClass XDテクノロジーを搭載した最上プリメイン。最大出力は120W+120W(8Ω)。

DAコンバーター「DacMagic」は、入力したデジタル信号をアナログ変換し192kHz/24bitにアップサンプリングして出力可能。S/P DIF、Toslink入力に対応している。またUSB端子も装備しており、 PCとの接続も可能だ。デジタル入力ワード対応周波数は、16〜24bit(UBSは16bit)、サンプリング周波数は32kHz〜96kHz(USBは44.1kHz〜48kHz)。


DAコンバーター「DacMagic」

背面端子
カラーはシルバーとブラックの2色で、縦置き横置きが可能。価格は未定。

またスピーカーブランドJseph Audioのブックシェルフ新製品「PULSAR」もお披露目された。


「PULSAR」は会場で試聴できる

スピーカー端子部
そのほか、AUDIO ANALOGUE、SYNTHESIS、Pro-jectなどおなじみのブランドの製品も展示されている。

伊SYNTHESISの製品群

WIRE WORLDのケーブルも展示


Pro-jectはアナログプレーヤーや、コンパクトなUSB DAC、プリ&パワー、プリメインアンプ、ヘッドホンアンプなどボックスコンポーネントシリーズを展示

AUDIO ANALOGUEのプリメインアンプやCDプレーヤー

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