最新回路採用のA-60後継機

アキュフェーズ、純A級ステレオパワーアンプ「A-65」を発売

公開日 2009/03/11 20:26 Phile-web編集部
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アキュフェーズ(株)は、純A級ステレオパワーアンプ「A-65」を4月中旬に発売する。価格は105万円(税込)。

A-65

本機はロングセラーモデル「A-60」の後継機で、M-6000などの設計技術を踏襲した。出力は1Ω時で480W/ch、2Ω時で240W/ch、4Ω時で120W/ch、8Ω時で60W/ch。純A級動作により、アンプ出力の低インピーダンス化、スピーカーの定電圧駆動を実現した。出力素子には電気的な特性に優れ、安定した動作が特長のパワーMOS FETを採用し、チャンネルあたり10パラレル・プッシュプルで駆動する。

アンプ全体の構成は最新のインスツルメンテーション・アンプ方式を採用。入力信号経路をフルバランス伝送すると同時に、ゲインコントロールも可能とし、高能率なスピーカーを駆動する際の残留ノイズを低減することができる。なお、パワーアンプ部には出力信号を電流の形で帰還させるカレント・フィードバック増幅回路が採用されている。

またパワーアンプ部には独自の「MCS+」回路を搭載。MCSは<Multiple Circuit Summing-up>の略で、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる同社独自の回路方式。MCS+では、初段バッファーアンプのバイアス回路を改善したほか、並列動作させる部分をA級ドライブ段にまで拡張し、さらなるノイズ低減を図った。

電源トランスはトロイダル型で、約1,000VAの大容量のものを搭載。アルミダイキャストケースに収納してシールド効果を高めている。また平滑コンデンサーには82,000μFのものを2つ装備している。

フロントパネル部にはデジタル表示とバーグラフ表示の2種類のメーターを装備。またリアパネルのモード切替スイッチにより、デュアル・モノ/ステレオ/ブリッジ接続の切り替えがかんたんに行える。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771

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  • ジャンルパワーアンプ
  • ブランドACCUPHASE
  • 型番A-65
  • 発売日2009年4月中旬
  • 価格¥1,050,000(税込)
【SPEC】●定格連続平均出力(20Hz〜20kHz間):60W/ch(8Ω)、120W/ch(4Ω)、240W/ch(2Ω)、480W/ch(1Ω) ●全高調波歪率:0.07%(2Ω、ステレオ時) ●周波数特性:20Hz〜20kHz(+0/-0.2dB) ●ダンピングファクター:400 ●S/N比:115dB(ゲインスイッチMAX) ●消費電力:530W(無入力時 280W・8Ω負荷定格出力時 380W) ●最大外形寸法:465W×238H×515Dmm ●質量:43.0kg