『オーディオ銘機賞2009』審査会がスタート − 実用性に富んだ内容の濃い製品が目白押し

公開日 2008/10/17 11:19
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10月17日午後1時より小社『季刊・オーディオアクセサリー』誌主催“オーディオ銘機賞2009”の審査会がスタートした。

“オーディオ銘機賞2009”は、音元出版の創業30周年の際、オーディオ文化の向上とマーケットの活性化を目指して創設された賞で、今回で29回目を迎える。小社『季刊・オーディオアクセサリー』誌が主催するオーディオ・アワードで、業界のスタンダード・アワードとして幅広く認知されている。


午後1時より審査会が始まった
毎年、新たに登場したピュアオーディオコンポーネント群の中から、卓抜した性能・革新の内容を持ち、しかもオーディオマインドに溢れ、今後ベストセラーやロングセラーが予想される、真の意味での銘機を選定することを目的としているほか、選定にあたっては公正を期すため、技術的見識の深いオーディオ評論家諸氏に、マーケットでの商品性に詳しい流通側の審査委員を加えていることが本賞の大きな特徴。今回より評論家側審査員に石原俊氏が加わり、評論家10名、販売店9名の合わせて19人の審査委員が、厳正な審査を行う。

選考会に先立ち、2名の審査委員長にこの1年間のオーディオ業界/製品の傾向を伺った。


販売店側審査委員長 CAVIN大阪屋 森田正二氏
「今年はいわゆる超弩級と言われる製品こそ少ないが、反面各社の上位モデルに内容の濃い製品がいくつも登場している。購入する側であるオーディオファンの方々にとっても、非常に選びがいがあって面白い製品が揃ったと言えるのではないだろうか。もう一つの傾向はアナログが元気なこと。こちらの分野にも、ずらりと並んだ注目製品に期待したい」


評論家側 審査委員長 斎藤宏嗣氏
「この1年間に登場してきたピュアオーディオ製品は、絶対数こそ少ないが、選りすぐりのモデルばかりと言えるだろう。各社ともにフラグシップの魅力を盛り込みながら、オーディオファンの実売に即したモデルを商品化してきたことが今年の傾向と読み取れる。今回のオーディオ銘機賞2009では、各部門賞の中にも実用性に富んだ製品が多く入ってくるはず。ぜひこちらにも注目して欲しい」


音元出版社長 和田光征
また、審査会のはじめに挨拶を行った小社社長 和田光征は、「近頃は世界的な経済不況が話題に上ることも多いが、今秋のオーディオショーの盛況ぶりを目の当たりにしてみると、オーディオが依然とても元気なことを実感する。今年は国内の各メーカーもピュアオーディオに注力し、魅力的なモデルを次々と商品化してきた。審査員各位には、厳正な審査により受賞モデルを選んでいただき、業界の活性化にご尽力を賜りたい」と語った。

審査会は同日中に終了し、膨大なノミネート機種のなかから三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」、「特別賞」、およびジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。

例年同様、当サイト「Phile-web」では英文で受賞モデルを紹介する。本賞への海外からの注目度も年々高まりを見せており、ユーザーニーズ、販売と直結したアワードとして展開する。

Phile-webでは金賞受賞モデルが決定次第お伝えする。また、11月21日発売の『季刊・オーディオアクセサリー 131号』 でも、特集記事として受賞製品の魅力をご紹介する予定である。ぜひともご期待いただきたい。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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