<TIAS2008:ラックスマン>最新SACDプレーヤー「D-08」が登場 − 「Consensus Audio」のスピーカー取り扱いを開始

公開日 2008/10/03 21:13
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ラックスマン(株)のブースでは、これまで詳細が明かされていなかったSACDプレーヤー「D-08」や、11月に発売を控える真空管プリメインアンプ「SQ-38u」など、注目製品が多数展示されている。

D-08

SQ-38u

「D-08」は2チャンネル専用のSACDプレーヤー。信号読み出し部に新開発のドライブメカニズム「LxDTM」を搭載しているほか、デジタル部にはS/N比132dBを誇るDAC「PCM1792A」を採用。また、アナログ部には同社独自の増幅帰還回路「ODNF」を初採用している。

D-08の背面部

ブースには同製品の内部構造も展示されており、多くの来場者が足を止めていた。なお、価格は税込で997,500円になる予定だという。

D-08の内部構造も展示されている

また、SACDプレーヤーでは新型機「D-06」の発売もアナウンスされていた。ポスターのみの告知で「LxDTM」を搭載していることしか明かされていないが、「D-08」の普及モデルに当たる製品で来春の発売が予定されているとのことだ。

「D-08」の普及モデル「D-06」の告知ポスター

「SC-38u」は先日発表されたばかりの製品(関連ニュース)。ロシア・ソヴテック製の出力管「EL34」によるプッシュプルUL接続で30W×2の定格出力を実現している。同機は、展示のほかに同社の社員が説明を加えながら視聴デモを実施。用意されたイスに座りきれないほど多くの来場者が熱心にその音に聴き入っていた。

SQ-38uの背面部

試聴デモには多数の来場者が詰めかけていた

また、オーストリア「Consensus Audio」製スピーカーの取り扱いを12月から開始することも告知され、「SC-38u」などと共に並べられている。「Consensus Audio」はLumenWhiteなど欧州ハイエンドスピーカーの開発設計を手がけたStefanFekete氏が2003年に立ち上げた新鋭メーカーで、スピーカーボックス内の空気の流れを内部構造によってコントロールし、吸音材を使用することなく反射音を完全にダンプする「Air-flow-Technology」採用の製品を開発しているのだという。

スピーカーは「Magma」と「Lightning SE」の2機種

「Consensus Audio」の取り扱い開始告知ポスター

ブースではほかにもMCステップアップトランス内蔵の小型フォノイコライザー「E200」や、純A級パラレルプッシュプル出力を採用したヘッドホンアンプ「P-200」、そして高純度の無酸素銅線を使用したオーディオケーブル「JPシリーズ」など、新製品や注目製品が展示されている。

E-200

P-200

JPシリーズ。左から電源ケーブル「JPA-15000」、ラインケーブル「JPC-100」、ラインケーブル「JPR-100」

(Phile-web編集部)

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