アキュフェーズ、セパレート旗艦機の技術を踏襲した一体型SACDプレーヤーを正式発表

公開日 2007/10/31 17:51
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DP-700
アキュフェーズ(株)は、「2007 東京インターナショナルオーディオショウ」に出展(関連ニュース)したSACDプレーヤー「DP-700」を正式発表した。価格は1,155,000円(税込)で、発売は12月上旬。

本機は、昨年発売されたセパレート型SACD/CDプレーヤー「DP-800/DC-801」のノウハウを全て受け継いだ一体型SACDプレーヤー。

トランスポート部は、DP-800と同じ高剛性・高精度コンストラクションのSACD/CDドライブを採用。厚手のアルミ・フレームで固定することで剛性を高め、振動や共振を排除している。専用のDSPを使用したデジタル・サーボを搭載し、DSD信号の高精度な処理を可能にしているという。


同社オリジナルのドライブを搭載

本機の内部構造
デジタルプロセッサー部は、1クロックずつ遅延させたDSD信号を8個のDACで変換し、それぞれの信号を加算する「MDSD」方式を継承。高い変換精度により歪み率特性や雑音特性、小信号リニアリティなどの特性を大幅に改善し、SACDの再生能力を高めている。

また本機は、同一筐体の中でトランスポート部とプロセッサー部を分離し完全に独立させることで、音質劣化の原因となる高周波雑音や電気的干渉などを排除。また、デジタル方式による音量調整や、アンバランス/バランス独立構成の「Direct Balance Filter回路」、雑音排除能力に優れたバランス出力回路などを採用している。

なお本機は、先日選定された「オーディオ銘機賞2008」の「金賞」を受賞している。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771

(Phile-web編集部)

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