analog誌で紹介した竹中直人監督最新作「サヨナラCOLOR」好評公開中!

公開日 2005/09/21 10:11
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「サヨナラCOLOR」(製作:近代映画協会 / 衛星劇場 / NIKKEN、配給:ザジフィルムズ)
アナログ感覚の大人の趣味の雑誌の最新号「季刊・analog vol.9」が9月15日に発売となったが、すでにご覧いただけただろうか? さて、昨年発売した季刊化第1号の「analog vol.5」の特別インタビューでは竹中直人さんに登場していただいた。そのインタビューの中で紹介した竹中直人さん監督・主演の最新映画『サヨナラCOLOR』が現在公開中であり、大評判を呼んでいるので紹介しよう。

この作品のタイトルは今、ハナレグミとしても活躍中の永積タカシのバンド、SUPER BUTTER DOGの名曲のタイトルから取ったもの。先日シングルチャートにも入ってきていたのでご存知の方も多いだろう(劇中でのタイトル曲は、ハナレグミと忌野清志郎の新バージョン。ハナレグミ、クラムボン、ナタリー・ワイズらによるオリジナルサウンドトラック盤はファイブスターズから好評発売中。FVCD-1001\2,500・税込)。
主演はもちろん竹中直人さん、そしてヒロインには原田知世さん。ストーリーは、以下の通り。


医師と患者として出会った2人の気持ちは次第に近付いていくのだが……
竹中さん演じる総合病院の医師。その病院に、高校時代に憧れを抱きながら一言も話すことができなかった同級生の女性(原田知世)が入院してくる。高校卒業以来、20年ぶりの再会。2人は担当医師と癌患者という立場となった。医師は、なんとかして想いを伝えたい、そしてなんとしても彼女を助けたい、と躍起になる。はじめは同級生の彼の名前さえ忘れていた女性が、次第に心を開いていく…。その二人を取り巻く人たちを含め、個々の登場人物の心情を優しく丁寧に描いた大人のための切ないラブストーリーだ。


竹中さんの踊るシーンは大きな意味があるのだ
さて、この『サヨナラCOLOR』にはもうひとつ観逃がせないシーンがある。ラストに近い大切なシーンで、レコード再生がひとつのキーアイテムとなるのだ。そのほか、色々な小物や中島みゆきさんなど登場人物にも、竹中さんらしいこだわりやが随所に観ることができる。analogの読者には自信を持って薦めたい作品だ。ぜひ、早めに劇場に足を運んでいただきたい。

現在、東京では渋谷のユーロスペース、新宿ピカデリー、吉祥寺バウスシアター、大阪シネリーブル梅田などで公開中であり、徐々に全国で拡大公開となっている。詳細は公式ホームページをご覧いただきたい。(季刊・analog編集部)

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