アナログカートリッジ・データファイル(NAGAOKA編「Tonar banana」)

公開日 2004/10/21 17:28
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Tonar banana
●今回は、NAGAOKAブランド(日本)のカートリッジご紹介の6回目をお届けする。

NAGAOKAの「Tonar banana」は、
ナガオカのオリジナルカートリッジではなく、ナガオカが取り扱う輸入モデルである。外観からも分かるように、ortofonのConcordeをオリジナルベースとして作られた、Tonarによるカラーバリエーションタイプ。シェル一体型の独特のボディデザインを生かして、バナナイエローカラーを採用したのが最大の特徴となっている。DJユースに人気を博しているモデル。

●NAGAOKA(ナガオカ)ブランドは、さまざまなメーカーの厖大な数のカートリッジに対応した、豊富なラインナップによる交換針とレコード周辺アクセサリーのメーカーとして、幅広い音楽ファンに知られてきた。交換針ブランドとしては高精度楕円針もラインナップさせるなど、他のブランドとは品質の点でも優れた信頼性を誇っている。

アナログの最盛期には、画期的なリボン型のカートリッジと専用アンプも開発販売するなど、高度な技術力を備えたアナログブランドである。CDの時代に入ってからは、一時はブランド消滅の危機もあったが、アナログレコードを愛する社員たちの努力もあって会社組織を新規に立ち上げ、現在までその販売を継続し続けている。

メーカー純正の交換針がすでに手に入らない、「死蔵しているカートリッジ」の交換針の入手については、ナガオカブランドで生産されているモデルもまだ多くあり、下記のオフィシャルサイトより検索、もしくは問い合わせをしてみることをお薦めしたい。
(季刊・analog編集部)

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  • ブランドNAGAOKA
  • 型番Tonar banana
  • 価格\16,800(税込)
【SPEC】
●発電方式:MM型●周波数特性:20Hz〜20kHz●chセパレーション:20dB以上●chバランス:2dB以下●出力電圧:5mV/1kHz,5cm/sec●針圧:3〜5g●負荷抵抗:47kΩ/400pF●自重:16g●交換針:NR1812(\5,040)●取り扱い:ナガオカトレーディング