ケーブルブランド探訪記(WIREWORLD5シリーズ編その8「POI5」/「PBI5」)

公開日 2003/08/01 08:26
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写真は「POI5」
●第8回目は同社のハイCPモデル「ポラリス・シリーズ5」のインターコネクトケーブル「POI5」/「PBI5」をご紹介する。同シリーズは前回ご紹介したエクリプスの特性にほぼ近い高域と力強いエネルギーを持たせ、コストを大幅に抑えた新シリーズである。リッツコーティングOCC銅を導体に採用し、絶縁体も上位モデルに採用している超微孔発泡テフロンを取り入れるなど贅沢な内容となっている。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●「シリーズ5」の特徴
同社のオーナーでありメインのケーブル設計者のデヴィッド・ザルツ氏は2003年度より今までの3シリーズから、革新的な技術を取り入れたこの「5シリーズ」を発表した。
同シリーズの主な特徴は以下の通りである。
(1) 新型RCA プラグの導入
一体成型のチューブラ状のRCA プラグにより接触特性を大幅に向上させた。また、チューブプラグは15%銀とOFC銅85 %の含有率からなり、音場、クリアリティとダイナミックなコントラストが著しく向上した。
(2)OCC 導体の採用
OCC (OhnoContinuous Casting の省略文字)は銅、銀とも99.9999%(6N )の純度を持った高品質の素材。 このOCC 銅とOCC 銀を採用し、音の純度の向上を目指した。
(3)リッツ線コーティングの導入
導体リッツ線コーティング、などの技術を取り入れて、低域のゆるい不均衡な傾向、中域のざらざらした不自然な音、高域の電気的に輝く音などを取り除く。 ま た、ワイヤワールドの技術は左右完全対称同軸構造(シンメトリカルコアックス・ジオメトリー)、方向適正導体(グレン・オプチマイズド)などさまざまな技術を取り入れている。
(4)ホイールシルールドの採用
スパイラル状の導体シールドの外側にホイールシールドを施すことによりユニークな2 重シールド構造になっている100 %シールド構造を採用。 それにより、クリーンなシグナルパスが実現でき、他社と比較してノイズレベルを著しく低下させる。

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  • ブランドWIREWORLD(5シリーズ)
  • 型番「POI5」/「PBI5」
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格\57,000(1mペア)
【SPEC】
●構造:シンメトリカル構造(2芯完全対称同軸構造)
●導体:120本リッツコーティングOCC高純度銅
●絶縁体:超微孔テフロン
●ケーブルの直径:8.9mmΦ
●カラー:黒白網糸
●端末の端子:
RCAプラグ→シルバークラッド処理RCAM11MM(ボディ直径14mm×長さ35mm)
XLRプラグ→XLR(F)MREF(シルバーコーティング)

【価格】RCA/XLRともに
0.5mペア:\45,000
1.0mペア:\57,000
2.5mペア:\69,000