「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.79とNo.80を紹介!

2003/04/16
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(左)No.79:シェーンベルグ「グレの歌」(右)No.80:モーツァルト「第39番/第38番<プラハ>」
●コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社から発売された、「DENON CLASSICS CREST 1000」のNo.79:シェーンベルグ「グレの歌」とNo.80:モーツァルト「第39番/第38番<プラハ>」をご紹介する。

◆No.79:シェーンベルグ「グレの歌」

・愛、絶望、死、そして救済。永遠の魂の物語。後期ロマン派最後の傑作。
中世、デンマークのグレ城の物語。少女トーヴェの虐殺。神を呪う城主ヴァルデマール。神の怒りは彼を家来たちとともに、永遠に狩をする幽霊として森をさまよわせる。死んだ少女の愛により太陽がのぼり、幽霊たちは救済される。最大規模のオーケストラ、合唱、ソリストによってくりひろげられる後期ロマン派最後の作品。インバルの知的でエモーショナルな解釈が壮大な魂のドラマを描き上げる。

・ディスク番号:COCO-70485〜86
・価格:\1,500
・指揮者名:エリアフ・インバル指揮
・楽団名:フランクフルト放送交響楽団、ポール・フレイ(テノール)、エリザベート・コネル(ソプラノ)、ヤルド・ヴァン・ネス(メゾ・ソプラノ)、ウォルトン・グレンロース(バス)、
フォルカー・フォーゲル(テノール)、ハンス・フランツェン(語り)、ハンブルクNDR合唱団、バイエルン放送合唱団、フランクフルト市立劇場オペラ合唱団
・録音:1990年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード芸術推薦

◆No.80:モーツァルト「第39番/第38番<プラハ>」

・モーツァルト晩年の熟成と陰影を表現しきった懐の深い名演。
モーツァルト円熟期の精神性の深まりを示した第38番「プラハ」と、白鳥の歌とも呼ばれる第39番という傑作交響曲2曲のカップリング。壁崩壊後の今日、名匠ブロムシュテットと400年を越える伝統を誇るドレスデン・シュターツカペレという燻し銀コンビが再び相まみえたとしても、これほど熟成した陰影のある表現は聴けないであろう。デンオンとドイツ・シャルプラッテンのコラボレーションによる録音も高く評価された。

・ディスク番号:COCO-70487
・価格:\1,000
・指揮者名:エリアフ・インバル指揮
・楽団名:ドレスデン・シュターツカペレ
・録音:1982年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード芸術推薦

・2タイトルとも現在発売中

・シェーンベルグとモーツァルトの世界を是非とも堪能して頂きたい。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

◆エリアフ・インバル
・指揮者。1936年エルサレム生まれ。バーンスタインの推薦で奨学金を得て、パリ音楽院で学ぶ。63年グイド・カンテッリ指揮者コンクールで1等を受賞後、各地で活動を開始。74年から89年までフランクフルト放送交響楽団の音楽監督、同楽団を世界的なレベルに引き上げた。レパートリーは古典派から20世紀音楽まで幅広いが、特にマーラー演奏は定評がある。95年から2000年まで東京都交響楽団の特別首席指揮者、現在はベルリン交響楽団の首席指揮者。

問い合わせ先
コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
(DENON)
п@03-3584-8111
FAX 03-3584-5176


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