ハーマン・インターナショナル、秋冬の新製品を多数発表-5-

2002/08/21
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左からハーマン・インターナショナルの安田氏、JBL社長のPaul Bente氏、JBLチーフエンジニアのGreg Timbers氏。今回の目玉「K2 S5800」を囲んで。
●ハーマン・インターナショナル(株)は、同社が取り扱うJBL、マーク・レビンソン、HALCROの新製品発表会を開催した。

発表会は二部構成で、第一部は、すでに発表されているJBLの「4348」「S1000」「S2000」などが紹介され、第二部では、本日初お目見えの新製品が多数発表された。

前項では「K2 S5800」をご紹介したが、ここでは、そのほかのJBLの新製品、およびマーク・レビンソンとハルクロの新製品について、簡単にご紹介しよう。

まずは、JBLの「K2 S9800 WG」。WGはウッド・グロスの意。中身はS9800と同様だが、仕上げをS5800と同様に、ハイグロス・ミラーフィニッシュにしたものだが、S5800よりも深みのある色調となっている。価格は1,500,000円(1本)。

JBLからは「S4000」も今冬に発売される。価格は未定。ダブルウーファーと高性能コンプレッションドライバーを搭載し、ハイパワーと高感度を実現した大型3ウェイトールボーイスピーカーだ。ウーファーは250mm径ピュアパルプコーン、ミッドレンジは50mm径ピュアチタン・ダイヤフラム、トゥイーターは25mm径テンパード・ピュアチタントゥイーターをそれぞれ採用している。

また、「JBLならではのペンシル型トールボーイ」という「TZ-1」にも注目だ。薄型・大画面によく似合う、細身のシステムで、12.5cmのウーファーを2つ、19mmのピュアチタン・ドーム・トゥイーターを備える。また、同様のユニット構成を採用した「TZ-1C」はセンター用。縦に置けばサラウンドスピーカーとしても使用でき、TZ-1と組み合わせて5.1chシステムを構築できる。価格は、TZ-1が120,000円、TZ-1Cが45,000円(いずれも予価)。

JBLからは、このほか「K2 S9800」に採用されているユニットの単売が開始される。25mmスーパートゥイーターの「UT-045Be」はネットワークボックスを付属し、価格は500,000円(ペア)。38cmコーンウーファーの「1500AL」は200,000円(1本)、75mmコンプレッション・ドライバーの「435Be」は150,000円(1本)となっている。

マーク・レビンソンの新モデルに移ろう。まずは、デュアルモノラルパワーアンプ「No431L」「No432L」がお目見えだ。431は定格出力200W、432は400W。「No430」シリーズの設置性に優れたシャーシコンストラクションを継承し、よりパワーアップした出力特性と低負荷ドライブ能力を備える。いずれも今冬に発売される予定だが、価格は未定。また、マルチチャンネルシステムに最適な200Wトリプル・モノラル・パワーアンプ「No433L」も近日発売予定となっている。

マーク・レビンソンでは、メディアコンソール「No40L」にも注目したい。AVプロセッサーだが、ユニークなのはビデオ部とオーディオ部がセパレートになっている点。2つの筐体はリンクケーブルで結ばれる。ビデオプロセッサー部には液晶モニターも備えられ、各種設定が行えるほか、入力映像のモニタリングも行える。

ハルクロからは、昨年発表されたモノラルパワーアンプ「dm68」のデザインを継承しながら、ステレオタイプとした「dm38」が今冬に登場する。価格は未定。また、同社として初のプリアンプとなる「dm10」もこの秋に発売される予定だ。dm10がユニークなのは、フォノイコライザーとヘッドフォンアンプが内蔵されている点。価格は2,700,000円が予定されている。さらに、フォノイコライザーとヘッドホンアンプを省いたモデル「dm8」も2,200,000円で発売される。

(Phile-web編集部)



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