「おーらいレコード」の新譜3作品をご紹介

公開日 2002/03/29 14:27
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『アンソロジー パリ−リヨン/沖 至』(左)、『パリャーソ/続木力&谷川賢作』(右)
●(有)おーらいは、ライブプロデュースなど、多岐に渡る音楽制作活動を行っている。同社はCDの制作に関しては、日本のジャズシーンの「今」を伝える「おーらいレコード」をはじめ、ジャンルにこだわらない「さくらレコード」、文学作品と音楽とのコラボレーションを試みる「くもをこえて」など、複数のレーベルを立ち上げている。その中から今回は4月24日より発売の新譜3作品をご紹介する。

『アンソロジー パリ−リヨン/沖 至』は、2001年初夏、パリ在住のジャズトランペッターである沖 至が、パリからリヨンへと、レコーディングを兼ねて旅をした、その時々の出来事を記録したCDである。パリ郊外のヴァンセンヌの森での、沖至と小鳥たちとの対話から始まる音楽紀行は、マルシェ(市場)のおばさんの声や、メトロ(地下鉄)の音、深夜のカフェでの人々の会話、そして、さまざまなミュージシャンたちとのセッションと、実に多彩な内容となっている。音でフランスを旅する気分が楽しめる1枚である。
 
『天上の夢/キプ』は、2001年、横濱JAZZプロムナードで大好評を博したコンサートのライブ盤である。前田祐希(Vo.)、Shezoo(Pf.)、青木タイセイ(Eb/Tb)、岡部洋一(Perc.)の4人が結成したキプ[Quipu]は、当日、ゲストに林栄一(Sax.)を迎えて、『天上の夢』という崇高で美しく、かつ深い音楽世界を創りあげた。ジャズとクラシックの要素を濃厚に含んだ、現代の文明社会への希(ねが)いと想いをこめたオリジナル曲は、ユニークかつ心落ち着くメロディーと不思議な世界観を持つ詩で、聴く者を魅了する1枚である。

 『パリャーソ/続木力&谷川賢作』は、さくらレコード第2弾の、ハーモニカとピアノのデュオである。「パリャーソ」とは、「サーカスのピエロ」という意味のポルトガル語。作曲家としても活躍中のピアニスト・谷川賢作と、ヨーロッパで修行を積んだハーモニカプレイヤー・続木力のデュオが、ポップスから歌謡曲、ラテン、童謡まで、ジャンルにとらわれず、古今東西の名曲の数々をライブセッションした作品である。サーカスのように楽しく、そして心にジワッと染みる、心地よい音楽があふれている。

詳細に関しては下記のホームページをクリックしていただきたい。ぜひともお楽しみください。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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