松下電器、空気圧で透明パネルを駆動するスピーカーシステムを開発

2002/03/27
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愛称は“サウンドウィンドウ”
●松下電器産業(株)は、松下電子部品(株)と共同で、透明なパネルを空気圧で振動させて音を再生するエアロドライブ技術を用いた透明スピーカー“サウンドウィンドウ”を世界で初めて開発した。

本スピーカーは、空気圧で間接的に透明パネルを駆動する「エアロドライブ技術」と、小型ドライバで大面積パネルを駆動する「音響テコ技術」により実現された。透明なパネルを用いるため、ディスプレイ等の表示画面の前面をスピーカとすることが可能となる。またパネルに触れても音の変化が少ないため、タッチパネルへの応用展開も行える。さらに、パネルを直接的に駆動する場合に比べて、消費電力を約1/25に低減できるため、携帯情報端末にも採用されそうだ。

松下電子部品(株)によると、「年内に本技術を使用した商品を発売する計画が進行している」とのこと。画期的な商品の登場に期待したい。(Phile-web編集部)

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