彩球オーデイオクラブ、第14回作品発表会レポート1
舞台上に設置された、再生スピーカー。手前左から、作品を発表した竹内氏、安藤氏、戸張氏、奥左から、岩村氏、金沢氏。そして松並氏、安井氏、樫村会長 |
今回は会場を「羽生市産業文化ホール」とし、従来の久喜市総合文化会館とはまた違った環境ながら、コンサートなどが定期的に行われる整った文化施設の中での開催となった。幅広いオーディオファンはもとより、自作派には毎回待望となっている大好評のフリーマーケット「オーディオバザール」も開催された。
今回発表された自作真空管アンプは、鴻巣市の竹内氏による6L6(PP)、蓮田市の戸張氏による300B(P-S)、大田区の金沢氏による 100THs(S)モノ、さいたま市の安藤氏による 171(S)、横浜市の岩村氏による 845(S)。 その試聴報告と概要を田中康博氏にレポートいただいたので、2002年の幕開けに合わせて、本日より、写真とともに紹介していく。
下記ホームページは、真空管などのパーツと真空管アンプについてを特に詳しく取り上げた、松並氏のページ。ぜひご一読を!
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●“良い音の秘密を探る” 試聴報告レポート 田中康博
平成13年10月20日、快晴の秋日和。お馴染みの彩球オーデイオクラブ第14回例会が、羽生市産業文化会館小ホールで開催された。
今回の特徴を挙げると、5名の作品発表者のほかに安井章、松並希括の両氏によるオーデイオセミナーが行われたこと。DVDが音源に登場したこと。、さらに、これまでは音源信号がステージ向かって左奥で行われていたが、今回は聴衆席から送られたことなどであろう。聴衆席からの調整は、聴き手の感度で調整できるためたいへん良い事と思う。
試聴機器のラインナップは、DVDがパナソニック、CDがラックスの500X、プリアンプは樫村氏提供のもの、スピーカーはアルテック515−8G、200Lエンクロージャー入り、スコーカ−はアルテック511B-802-8D、トゥイーターはフォステクスT-925、NWは12db,600Hz対象型であった。
ここで、簡単に作品発表の流れを紹介しておこう。製作者一人の持ち時間は、25分間。この間に製作者は作品紹介、テーマ曲、自薦曲4曲程度を演奏していく方式である。これが、効果的な運営が行われるノウハウと言えよう。一方聴衆は、休む暇もないくらいに聴覚をフル稼働しなくてはならない。100名余の愛聴者は、まさに最後までこんな状態にあったと思う。出品作が優れているため、耳を離せないのである。
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