ケーブルブランド探訪記(トランスペアレント編 その13)

公開日 2001/08/14 09:26
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RPL(Reference PowerLink)/¥72,000(2m)
●第13回目は、同社の電源ケーブル「RPL(Reference PowerLink)」をご紹介する。

同社の電源ケーブルはすべて、60Hz以上のACライン経由のノイズを一切の電流制限なくシャットアウトし、同時に機器間を効果的にアイソレートして相互干渉をも防止するパワープロダクツシリーズに属している。

オーディオ機器の音質だけでなく映像機器のパフォーマンスも飛躍的に向上させ、全てヘビーデューティーで高いシールド/グランド効果を有する2mのケーブル長である。

なお、このパワープロダクツシリーズには、[ACケーブル](フィルターモジュール2個または3個)と、複数(8個、12個、14個)のフィルターコンセントを装備した[パワーバンク]と、シングルで強力な[パワーアイソレーター] の各種が用意されている。ぜひお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【トランスペアレント社のプロフィール】
1980年に設立されたトランスペアレント社は、電気的静特性と音楽信号伝送特性の不整合性から、ミステリアスに扱われがちだったオーディオケーブルを動特性の徹底した解析に基づいた正攻法によって一つのコンポーネントとして完成させた注目のケーブルメーカーであり、米国のハイエンドオーディオ界では既に圧倒的に高い評価を得て不動の地位を築いている。

【トランスペアレント社のケーブルの特徴】
トランスペアレント社のオーディオケーブルは、優れた製法と独自のネットワークシステムの搭載を特徴としている。ネットワークは、ケーブル内の帯域特性コントロールによってEMノイズを一掃すると同時に、帯域内共振を抑えてフラットな周波数レスポンスを獲得し、ケーブルそのものの電気的な「くせ」を剥ぎ取って、透徹で実在感に溢れるダイナミックなサウンドを実現する。

【トランスペアレント社のケーブルの構造】
長さと構造に合せて特性を最適化した厳格なハンドメイド品高精度に抽出されたシングルゲージのOFHC無酸素銅を入念に撚り束ねて焼きなまし、表面を平滑かつ均一に仕上げたうえで、さらに絶縁体コアを軸に複数の束を正確に束ねるという製法を採用。
また、ラインケーブルの絶縁体素材には空気に次いで優れたインシュレーション効果を持つ精密成型されたテフロンを、そしてスピーカーケーブルには屈曲性に優れ高いインシュレーション効果を持つポリプロピレンを用い、曲げやねじれによる僅かな特性変化をも防止すべくジャケットを圧力成型で、すべての芯線を緊密で安定した状態に保つ。
さらに全てのアッセンブリー工程では、含有率2%の銀入りハンダを適正にプリヒートさせた芯線にすばやく融解させ余分な熱を加えない熱制御手法による厳格なソルダーリングテクニックを導入し、特性管理を徹底させています。また、ネットワークシステムには、それぞれケーブル長に応じた時定数の厳密なマッチングが計られている。

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