ケーブルブランド探訪記(トランスペアレント編 その6)

公開日 2001/07/30 09:22
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Referenceシリーズ
●第6回目より、同社のリファレンスシリーズのラインナップをご紹介する。

同シリーズは、究極のトランスペアレントをめざし、カッティング、トリミング、ソルダーリングやポジショニングといったあらゆる工程における精度0.01%以内を達成した。      

RCA端子とスペードラグには驚異的な低接触抵抗のテルリウム銅+金メッキの端子を採用。また、リファレンスXLケーブルには、最適な効果を得るためソリッドステート・アンプ用とバルブアンプ用を用意している。

このシリーズには、標準的なリファレンスシリーズと、上位シリーズのリファレンスXLがあるが、今回は前者をご紹介する。ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【トランスペアレント社のプロフィール】
1980年に設立されたトランスペアレント社は、電気的静特性と音楽信号伝送特性の不整合性から、ミステリアスに扱われがちだったオーディオケーブルを動特性の徹底した解析に基づいた正攻法によって一つのコンポーネントとして完成させた注目のケーブルメーカーであり、米国のハイエンドオーディオ界では既に圧倒的に高い評価を得て不動の地位を築いている。

【トランスペアレント社のケーブルの特徴】
トランスペアレント社のオーディオケーブルは、優れた製法と独自のネットワークシステムの搭載を特徴としている。ネットワークは、ケーブル内の帯域特性コントロールによってEMノイズを一掃すると同時に、帯域内共振を抑えてフラットな周波数レスポンスを獲得し、ケーブルそのものの電気的な「くせ」を剥ぎ取って、透徹で実在感に溢れるダイナミックなサウンドを実現する。

【トランスペアレント社のケーブルの構造】
長さと構造に合せて特性を最適化した厳格なハンドメイド品高精度に抽出されたシングルゲージのOFHC無酸素銅を入念に撚り束ねて焼きなまし、表面を平滑かつ均一に仕上げたうえで、さらに絶縁体コアを軸に複数の束を正確に束ねるという製法を採用。
また、ラインケーブルの絶縁体素材には空気に次いで優れたインシュレーション効果を持つ精密成型されたテフロンを、そしてスピーカーケーブルには屈曲性に優れ高いインシュレーション効果を持つポリプロピレンを用い、曲げやねじれによる僅かな特性変化をも防止すべくジャケットを圧力成型で、すべての芯線を緊密で安定した状態に保つ。
さらに全てのアッセンブリー工程では、含有率2%の銀入りハンダを適正にプリヒートさせた芯線にすばやく融解させ余分な熱を加えない熱制御手法による厳格なソルダーリングテクニックを導入し、特性管理を徹底させています。また、ネットワークシステムには、それぞれケーブル長に応じた時定数の厳密なマッチングが計られている。

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  • ブランドTRANSPEARENT
  • 型番Referenceシリーズ
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格\240,000(RCA・1mペア)/\576,000(SP・2.4mペア)
【価格】
(NTERCONNECT CABLE)
シングルエンドRCA バランスXLR
●Reference RCA
RSE1(1m) 240,000
RSE1.5(1.5m) 252,000
RSE10(3m) 288,000
+5FEET(+1.5m) 24,000

●Reference Balanced
RBL1(1m) 468,000
RBL1.5(1.5m) 480,000
RBL10(3m) 516,000
+5FEET(+1.5m) 36,000

(SPEAKER CABLE)
●スタンダード
Reference Speaker Cable
RSC8(2.4m) 576,000
RSC10(3m) 600,000
+5FEET(+1.5m) 60,000

●バイケーブル
Reference BiCable
RB8(2.4m) 876,000
RB10(3m) 912,000
+5FEET(+1.5m) 90