-◆-◆-◆-会田 肇のWinterCES CAR-AVレポート(1)-◆-◆-◆-

公開日 2001/01/08 19:12
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今回も派手なイベント会場を作り上げたソニーのカーオーディオブース(写真左)。AUDIOVOXで見た各シートにモニターを用意したデモカー。アメリカではこうしたシステムが人気を呼んでいる(写真右)。
●毎年、世界最大のコンシューマー(民生用)エレクトロニクスショー「CES」は、その一年のカーオーディオの流れがキャッチできることでも知られる。そこで、そのカーオーディオの最先端をいち早くお届けしようと思う。

米国の市場は基本的にCDを中心としたシステムがもっとも売れてきた。しかし、ここへ来て急速に普及し始めているのがDVDビデオに対応したシステムである。

とくに米国では、ミニバンに続くSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)への人気を反映して、フロントよりもリアシートでのエンターテインメントを重視したシステムに人気が集まっているという。しかも、一つの車内で複数のソースを同時に楽しめるようにしたシステムへの関心が高まっていることも米国ならではの事情といえるだろう。

そのため、カーオーディオ各社をはじめ、ビステオンやオーディオヴォックスなどのメーカーもこの分野に積極的に参加。ビデオを使ったカーエンタテインメントの世界が着実に広がりを見せていることを伺わせた。

DVDプレーヤーは10連奏/6連奏モデルなどへの関心が高く、dtsに対しては視聴位置が固定される車内にあってそれすらも補正して最適な音場が楽しめる回路を新たに組み込むメーカーが目立った。(つづく)

(会田 肇)

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