<レポート>LUXMANでは、多用途なモノラルパワーアンプB-1を見た

公開日 2000/10/14 12:47
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●ラックスのブースはピュアオーディオに的を絞った展示だが、11月発売予定のB−1は、DVDオーディオのマルチチャンネル再生などピュアオーディオはもちろん、DVDビデオなど映像メディアと組み合わせても使える多用途のモノラルパワーアンプだ。

スリムな筐体は最大8台まで上下に積み重ねられるデザインで、シャーシの作りは実にしっかりしている。複数接続したときに電源オン/オフを連動させるためのリモート端子も搭載。また、前面パネルには入力アッテネーターも装備する。もちろんこのアッテネーターはバイパスも可能だ。

モノラルコンストラクションの利点は、チャンネル間のセパレーションが確保できること。マルチチャンネル再生では、立体的な音場を再生するうえでセパレーションを確保することは非常に重要だが、一体型のアンプではどうしても物理的な干渉が発生する。電源も回路もすべて独立させたモノラルアンプでは、それが原理的に発生しないわけだ。

回路構成の特徴は、上級機同様、NFBによる位相歪みを抑えた新開発のODNFを積んでいること。単独駆動時の出力は100W(8Ω)と十分だ。BTL接続にも対応しており、その場合は本機2台の組み合わせで300Wの大出力アンプになる。(山之内正)

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