<レポート>デノンラボでは、Infinityの新製品「Intermezzo」を聴いた

公開日 2000/10/13 18:10
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ブックシェルフ型2ウェイのIntermezzo 2.6とトールボーイ型4ウェイのIntermezzo 4.1t
●Infinityの新製品「Intermezzo」はちょっと変わっている。スピーカーでありながら「箱」の概念を捨て、変な形をしている。シリーズとしてはセンターやサブ・ウーファも揃え、5.1チャンネル・サラウンドを構築することができる。

ブースで試聴したのはトールボーイ型4ウェイのIntermezzo 4.1tとブックシェルフ型2ウェイのIntermezzo 2.6の2機種。白木とシルバーを組み合わせたデザインは上品であるが、違和感を感じないでもない。好き嫌いが分かれるところだろう。

4.1tの方は、箱型でないというのも特徴的だが、それ以上に、横を向いた重低音用ウーファが目立つ。この横向きウーファ用にはアンプが内蔵されていて、アクティブとパッシブが組み合わされている。2.6も、ウーファはアクティブ、ツィータはパッシブだ。

サウンドはどうかというと、4.1tの方は低域が充実し、それに応じて高域が自然に伸びる。空間・余韻の表現に優れ、広がり感が気持ちよい。2.6は密度の高いサウンドで、空間よりも現音そのものの表現に有利。リアのサラウンド・スピーカーとしては無理なく使えるだろう。 (伊藤竜太)

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