■Rシリーズをベースに精鋭商品を展開したAQUOS
―― このたびのビジュアルグランプリにおいて、御社の液晶テレビAQUOS LV-65TH1が特別金賞を、またLC-52GX3W、LC-52RX1Wが金賞を受賞されました。まずは受賞のご感想からお聞かせください。
岡田 あらためましてありがとうございます。今回受賞致しましたAQUOSはTシリーズ、Rシリーズ、Gシリーズですが、今年初めに商品化されたRシリーズがTシリーズやGシリーズのベースになっています。
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ビジュアルグランプリ2008特別金賞
SHARP フルハイビジョン液晶テレビ「LV-65TH1」
液晶テレビでは世界初となるTHX認証を獲得。映画画質の向上を図る |
Rシリーズ、Gシリーズはともに52V型で受賞させていただきました。私たちは日頃から大画面サイズをお客様にご提案させていただいており、特に国内では52V型をメインに40V型台後半から50V型台前半のサイズで年末商戦も店頭、販促ともにマーケティングしていきたいと考えています。今回の受賞は、そういう意味でも嬉しい限りです。
Tシリーズは、液晶テレビとしては初めてのTHX認定モデルであり、これから大事に育てていきます。このタイミングで特別金賞をいただけたということは、非常にありがたく思っております。
―― 液晶テレビで世界初、THX認定モデルとなったTシリーズ誕生の背景についてお聞かせください。
岡田 お客様が高級志向と価格志向に二極化する中、高級志向のニーズに対して私たちはRシリーズを提案させていただきました。Tシリーズでは、暗めの照明で映画を楽しんでいただく際の「THX映画モード」を搭載しました。シアター専用の映画モニターではなく、テレビをベースとして「THX映画モード」を搭載したことが特長です。特別なシアタールームをお持ちのお客様だけでなく、リビングで65V型のテレビとして使っていただきながらも、映画を本格的に楽しむことを提案させていただいております。今回の受賞をきっかけに、Tシリーズのこのようなコンセプトをお客様によりご理解いただけるようなマーケティングをさらに展開していくことが重要だと考えております。
今回私が担当する国内の営業部門で、Tシリーズの発売に合わせてTHX専任の販売推進チームを立ち上げました。ピュアオーディオの専門店様を中心にお客様との出会いの場を作って、一人一人のお客様にしっかりとAQUOS Tシリーズを見ていただき、「映画を観るならAQUOS Tシリーズ」ということをご理解いただくよう取り組んでおります。当たり前ではありますが、このような原点に戻った活動をさせていただいています。AQUOS Tシリーズは、最高品質の映画表現を実現したモデルであり、息の長い商品として時間をかけ、しっかりと取り組んで参ります。
―― そして金賞を受賞されたGシリーズは、サイズバリエーションの豊富さと、薄さということが大きな特長です。
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ビジュアルグランプリ2008金賞
SHARP フルハイビジョン液晶テレビ「LC-52RX1W」
フルHD解像度、120Hzの倍速駆動パネルを搭載したAQUOSのプレミアムモデル |
岡田 Rシリーズがプレミアムな位置付けに対し、Gシリーズの商品コンセプトは、様々なニーズにお応えし、26V型から52V型までの豊富なサイズ、薄型コンパクトデザイン、液晶ならではの画質と性能を備えたことです。
できるだけ多くのお客様に見ていただけるよう店頭政策を展開していますが、Gシリーズをご提案したことで店頭そのものがずいぶん変わったと思います。たとえば量販店様では、単なる壁掛けという提案だけでなく「ライフスタイルの中での薄型テレビ」という視点で展開していただいております。当社の考え方をしっかりと表現していただいているので大変心強く感じています。
―― 御社の液晶テレビのラインナップ展開について、かねてからサイズ別に“3つコブラクダ”と表現をされていましたが、現状の動向はいかがでしょうか。
岡田 やはり”3つコブ”ですね。32V型以下の中・小型ゾーンでは、単に2台目、3台目需要ということでは割り切れないほどのボリュームが見受けられます。これは今まで置けなかったところにテレビが置けるようになったということと、Dシリーズでご提案した白や赤というカラー展開に対し、そういう色なら是非部屋に置きたいという潜在ニーズを発掘できたことだと分析しています。このように新しい中・小型ゾーンの需要が喚起され、このゾーンが顕在化してきています。
また37V型から42V型のゾーンは、従来通りの大きな山になっています。そして従来緩やかだった42V型以上の山がはっきりとしてきました。このゾーンは競争も厳しいですが、当社として、今回受賞させていただいた52V型を中心に、さらに積極的に訴求していくつもりです。国内のテレビのスタンダードサイズを52V型にしていくためにも、このサイズゾーンにしっかり取り組まなければなりません。
なぜ52V型ゾーンにこだわるかというと、32V型から37V型の薄型テレビをお求めになったお客様の約6割が、もう少し大きいサイズを買っておけばよかったと後悔されているというデータがあるからです。店頭のみならずいろいろな機会を通じて、より大きなサイズをお薦めできる説得力として、ラインナップ展開も販促もますますしっかり取り組んでいくことが重要と感じています。結果としてそれが、AQUOSをお買い上げいただいたお客様のより大きな満足につながると思います。
―― また今回、次世代液晶技術の開発を特別賞として評価させていただきました。次なるテレビということで、超薄型はこれからのトレンドのひとつになってきました。
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ビジュアルグランプリ2008金賞
SHARP フルハイビジョン液晶テレビ「LC-52GX3W」
設置性能の向上を図り、本体を薄型化したスタンダードモデル |
岡田 薄型テレビが超薄型になることで、テレビの視聴スタイルだけではなく、生活そのものが変わるというインパクトがあると思います。今テレビは、置く、壁に掛けるという設置がほとんどですが、超薄型になると、思いも付かなかったような新しい使用シーンやライフスタイルの提案が実現できるでしょう。
今後、さらなる超薄型化を追求していく一方、テレビという商品はますます生活提案型になっていくと思います。これまで置けなかったところに置け、使えなかったシーンで使えるようになるので、例えば家具と一体になることにより新たな商品ができ、部屋そのもののデザインが変わるような新しい方向性が考えられます。そうなるとハウスメーカー様とのコラボレーションもますます加速するでしょうし、異業種も含めたいろいろな融合の可能性がさらに強くなると思います。
お客様にとって超薄型テレビは、普通に壁に掛けている限りではあまり大きなメリットはないでしょう。しかし、今後お客様も気づいておられないような使い方や見せ方を、どう提案できるかということが重要です。ハード面では薄型競争ですが、いろいろな意味で今後は生活スタイルの提案競争になると思います。
そうしたことから、今後さらに生活スタイルの提案ノウハウを蓄積していくのと同時に、AQUOSをお使いになったお客様、これからご購入されるお客様の声をしっかりと受け止めていくことが不可欠です。使い方や使うシーンに対する提案をもっと強化していく、シャープはそこでもナンバーワンになれるはずだと確信しています。
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