高品位DACを採用した高音質が魅力!Media Kegシリーズ最新モデル
高音質を打ち出すデジタルオーディオプレーヤー「Media Keg」シリーズの新モデル。内蔵メモリーの容量アップに加えてmicroSDカードスロットを搭載。合計容量のアップにも使えるし、アーティストやジャンルごとにカードを使い分けるといったこともできる。
筐体の前面と背面は高品位&高剛性のアルミパネル。外観の美しさを得ると共に、不要振動の抑制も実現。ディスプレイは高精細の2インチTFT。フォントの視認性を高め、ジャケット画像の表示も美しい。操作系は一般的なカーソルキー+メニュー画面の組み合わせ。特別に使いやすくはないが、携帯電話など様々な機器で慣れている操作系なので、迷うところはないだろう。
PCから本機への楽曲転送は付属ソフトなどからも行えるが、本機をPCにUSBストレージとしてマウント、ファイルを直接ドラッグ&ドロップして転送することもできる。利用スタイルに合わせてやりやすい方を選べばよい。
使い勝手の面で言えばバッテリーの強力さもうれしい。最大連続再生50時間。さらにたった10分の充電でも3時間ほど再生できるとのことだ。
しかし本機の売りはやはり音質。高品位DACを用いてクリアな音質を実現し、そのクリアな音をノイズの影響を回避して最高の鮮度で送り出すべく、ヘッドホンアンプとヘッドホン端子の経路が最適化されている。また、各ジャンル向けのプリセットイコライザーの他に、ユーザーが設定できる5バンドのカスタムイコライザーも用意。音質の微調整も行える。
では、付属イヤホン(ネオジウムマグネットドライバー搭載のカナル型)で試聴。ヘルゲ・リエン・トリオの演奏はザクっと切れ味を強調し、クールな迫力を生み出す。音の粒はやや粗いが、それが迫力につながっている面もある。ベースは重量感をあと一歩ほしいが、太さと抜け、アタックのゴリッという硬質さは良く伝えてくる。全体にやや大味であるが、屋外リスニングを意識したチューニングとしては納得できる。
試しに大型ヘッドホンに差し替えてみると、重心が少し下がると同時に中高域の荒っぽい部分が見事に落ち着き、シンバルの粒子などには細やかささえ生まれる。ハイファイの領域に迫る音だ。これならば自宅で本腰を入れて聴き込むのもよいだろう。
イヤホンやヘッドホンの使い分けに応えてくれるポテンシャルを備えた、使いこなしがいのあるプレーヤーだ。