DAP専用入力を用意したシンプルなアンプ+スピーカー
システム
超小型プリメインアンプ「KA-S10」と小型2ウェイスピーカー「LS-S10」によるデスクトップオーディオシステム。
まず注目はそのサイズ。KA-S10は上から見て約17cm×20cm。CDケース(12cm×14cm)より二回り大きい程度で、パソコンを例に出すとApple「Mac
mini」に近いサイズである。縦置きスタンドも付属する。LS-S10も正面から見て新書サイズ程度と実にコンパクトだ。
機能的にはシンプル。入力はDAPのヘッドホン出力に合わせた高感度入力を含むライン入力×3、操作系はセレクターとボリューム、低音調整の「N.B.サーキット」のみである。この小さな筐体に機能や操作ノブをたくさん詰め込むよりは、シンプルに仕上げた方が音質的にも操作性の面でも良いだろう。製品コンセプトを考えれば、イコライジングが必要ならDAP側の機能で行えばよいという発想かもしれない。バナナプラグ対応スピーカーターミナルを搭載しているあたりにも、基本機能・音質重視という姿勢が見える。
組み合わせての音は意外と低域の強い、暖かく豊かな音場だ。本当に低い帯域はスピーカー側の限界で出ないが、出ている範囲の低域は量感がある。音量的にも、デスクトップ〜パーソナルオーディオ用としては十分な余裕がある。
今後、主な再生ソースとしてDAPやパソコンを選択するユーザーは増えてくるはずだ。そういった層に向けての提案として注目したい製品である。