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これまでにないニーズを掘り起こし 顧客満足とさらなる市場拡大めざす シャープ(株)国内営業本部 副本部長 兼 シャープエレクトロニクスマーケティング(株) 取締役社長 岡田守行氏
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| 薄型テレビ市場で圧倒的シェアを誇る液晶テレビAQUOS。今年初めに投入されたフラグシップモデルRシリーズを皮切りに、AQUOS最薄のGシリーズ、THX認証を獲得したTシリーズと強力な新製品を投入し、ビジュアルグランプリの「特別金賞」、「金賞」を獲得した。また画期的な提案で市場拡大を目指すBDレコーダーなど、新たな問いかけを連続するシャープの販売戦略を中心に、シャープエレクトロニクスマーケティング社長の岡田氏に伺った。 インタビュアー:音元出版社長 和田光征 |
■Rシリーズをベースに精鋭商品を展開したAQUOS
Rシリーズ、Gシリーズはともに52V型で受賞させていただきました。私たちは日頃から大画面サイズをお客様にご提案させていただいており、特に国内では52V型をメインに40V型台後半から50V型台前半のサイズで年末商戦も店頭、販促ともにマーケティングしていきたいと考えています。今回の受賞は、そういう意味でも嬉しい限りです。 Tシリーズは、液晶テレビとしては初めてのTHX認定モデルであり、これから大事に育てていきます。このタイミングで特別金賞をいただけたということは、非常にありがたく思っております。 今回私が担当する国内の営業部門で、Tシリーズの発売に合わせてTHX専任の販売推進チームを立ち上げました。ピュアオーディオの専門店様を中心にお客様との出会いの場を作って、一人一人のお客様にしっかりとAQUOS Tシリーズを見ていただき、「映画を観るならAQUOS Tシリーズ」ということをご理解いただくよう取り組んでおります。当たり前ではありますが、このような原点に戻った活動をさせていただいています。AQUOS Tシリーズは、最高品質の映画表現を実現したモデルであり、息の長い商品として時間をかけ、しっかりと取り組んで参ります。
岡田 Rシリーズがプレミアムな位置付けに対し、Gシリーズの商品コンセプトは、様々なニーズにお応えし、26V型から52V型までの豊富なサイズ、薄型コンパクトデザイン、液晶ならではの画質と性能を備えたことです。 できるだけ多くのお客様に見ていただけるよう店頭政策を展開していますが、Gシリーズをご提案したことで店頭そのものがずいぶん変わったと思います。たとえば量販店様では、単なる壁掛けという提案だけでなく「ライフスタイルの中での薄型テレビ」という視点で展開していただいております。当社の考え方をしっかりと表現していただいているので大変心強く感じています。 また37V型から42V型のゾーンは、従来通りの大きな山になっています。そして従来緩やかだった42V型以上の山がはっきりとしてきました。このゾーンは競争も厳しいですが、当社として、今回受賞させていただいた52V型を中心に、さらに積極的に訴求していくつもりです。国内のテレビのスタンダードサイズを52V型にしていくためにも、このサイズゾーンにしっかり取り組まなければなりません。 なぜ52V型ゾーンにこだわるかというと、32V型から37V型の薄型テレビをお求めになったお客様の約6割が、もう少し大きいサイズを買っておけばよかったと後悔されているというデータがあるからです。店頭のみならずいろいろな機会を通じて、より大きなサイズをお薦めできる説得力として、ラインナップ展開も販促もますますしっかり取り組んでいくことが重要と感じています。結果としてそれが、AQUOSをお買い上げいただいたお客様のより大きな満足につながると思います。
岡田 薄型テレビが超薄型になることで、テレビの視聴スタイルだけではなく、生活そのものが変わるというインパクトがあると思います。今テレビは、置く、壁に掛けるという設置がほとんどですが、超薄型になると、思いも付かなかったような新しい使用シーンやライフスタイルの提案が実現できるでしょう。 今後、さらなる超薄型化を追求していく一方、テレビという商品はますます生活提案型になっていくと思います。これまで置けなかったところに置け、使えなかったシーンで使えるようになるので、例えば家具と一体になることにより新たな商品ができ、部屋そのもののデザインが変わるような新しい方向性が考えられます。そうなるとハウスメーカー様とのコラボレーションもますます加速するでしょうし、異業種も含めたいろいろな融合の可能性がさらに強くなると思います。 お客様にとって超薄型テレビは、普通に壁に掛けている限りではあまり大きなメリットはないでしょう。しかし、今後お客様も気づいておられないような使い方や見せ方を、どう提案できるかということが重要です。ハード面では薄型競争ですが、いろいろな意味で今後は生活スタイルの提案競争になると思います。 そうしたことから、今後さらに生活スタイルの提案ノウハウを蓄積していくのと同時に、AQUOSをお使いになったお客様、これからご購入されるお客様の声をしっかりと受け止めていくことが不可欠です。使い方や使うシーンに対する提案をもっと強化していく、シャープはそこでもナンバーワンになれるはずだと確信しています。 |
| ■BDレコーダーの新提案「VHS録画機より簡単」 ―― またBDレコーダーBD-AV10は銀賞として評価させていただきましたが、思い切って使わない機能を省いた、その“捨てる勇気”も審査会で話題になりました。
VHSビデオデッキは1997年度に約750万台の販売実績があり、これが国内での録画機マーケットの潜在能力という見方ができます。しかし現状の録画機マーケットは約400万台に過ぎません。 私たちが調べたところ、店頭に来られる約7割のお客様がVHSをお使いであるという結果であり、またVHSテープは今でも国内で年間約1億本の需要があります。このようなお客様に向けて、VHS録画機より簡単に操作でき、デジタルならではの快適な操作性を実現するフルハイビジョン=BD録画機として開発したのがBD-AV10です。多くのVHS録画機ユーザーにお薦めすることで、新しい需要を創造できると考えています。 ―― お客様の反応はいかがでしょうか。 |
| ■液晶テレビ大型ゾーン定着へ4つの最重要課題 ―― 来年はいよいよ北京オリンピックが開催されますが、そちらに向けての展望はいかがでしょうか。
岡田 販売活動の原点は、もっと大きなサイズのAQUOSを買えばよかったと思っておられるお客様が大勢いらっしゃるということです。これについて、私たちがもっとお伝えしていかなければならないことが4つあります。 まず1点目は、「薄型だからこそより大画面が楽しめる」という当たり前のことです。薄型テレビを初めてお買い求めいただく方は、だいたい29インチくらいのブラウン管テレビをお使いになっているケースが多く、薄型テレビへの買い替えでは32V型や37V型を選択されますが、29インチのブラウン管テレビのスペースで、40V型や50V型のAQUOSが置けるというメッセージを、もっとわかりやすくご提案しなくてはなりません。 2点目は、「大画面だからこそ高精細、高画質」ということです。Tシリーズも、Rシリーズ、Gシリーズも、フルハイビジョンで倍速駆動という亀山モデルの強みをよりしっかりとお客様にお伝えしていきたいと思います。 3点目は、「大画面でも省エネ」ということです。画面が大きくなってもAQUOSだからこそ省エネであることを、しっかりとアピールしていきます。環境問題は今後ますます重要になりますので、省エネ面でのAQUOSの優位性をしっかりとお伝えしていきたいと思います。 そして4点目は、「大画面だからこそインテリア性が大切」だということです。Rシリーズのプレミアムとしての財貨感、薄型コンパクトのGシリーズのデザイン、Dシリーズのカラー展開、いろいろなシーンでAQUOSを使って満足していただけることをもっと強く打ち出していきたいと思います。 この4点をお客様に繰り返しお伝えすることは、この年末だけではなく来年以降も同様に大切であると考えています。当たり前のことをしっかりとお伝えすることがますます重要だと改めて感じています。 ―― 今後の御社のご活躍がますます楽しみです。ありがとうございました。 |
| 岡田守行 プロフィール |
| 1954年生まれ。1977年シャープ(株)入社。東京中央シャープ販売(株)、シャープライブエレクトロニクス販売(株)を経て、1999年7月シャープエレクトロニクスマーケティング(株)取締役 首都圏統轄本部 第三営業統轄部長に就任。2001年10月専務 首都圏統轄本部長。2002年4月専務 第二営業本部 東日本担当。同年7月シャープ(株)AVシステム事業本部 オーディオ事業部長。2004年4月シャープエレクトロニクスマーケティング(株)副社長。同年10月現職。 |
【関連リンク】
■ シャープ
http://www.sharp.co.jp/

































