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今後のポータブルオーディオ戦略も

CHORDのキーマンが語る “全てが新しくなった” 「Hugo2」、そして「Poly」開発秘話

2017/04/06 インタビュー/構成:佐々木喜洋
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ーー ソフトウェアの開発ではどういうことが難しかったのですか?

ラジフ氏 DLNAとやMPD、AirPlay、Bluetootrhなどさまざまな接続を一緒に動作させつつ、うまく切り替えを行うのが難しかったですね。我々はLinuxベースでそれを独自に開発しました。

ーー Bluetoothについて、なぜaptXを採用しなかったのですか?

ラジフ氏 やはりスマートフォンではAppleが大きなシェアを占めており、AppleがaptXを採用していないので、あまり採用する必要性は高くないと考えています。

Polyのソフトウェア開発を一手に担ったラジフ氏は、様々な接続方式を同時に動作させることの難しさについても説明した

ーー Polyのソフトウェアは更新もできるのですね。

ラジフ氏 はい。Wi-Fi経由で可能になる予定です。


強力なパートナーを得て、CHORDの可能性はさらに大きくなった
想像力が続く限り、刺激的な製品開発ができる


ーー 最後にCHORDのこれからのポータブルオーディオ戦略について聞かせてください。

フランクス氏 今言えるのは、もっといろいろな製品が出てくるということです。それは約束します。いまや私はワッツのほかにラジフとも協業したことで、ものすごい可能性を手に入れたと思っています。私の想像力が続く限り、この可能性は持続するでしょう。CHORDはどんどん成長しているのです。

フランクス氏は、ラジフ氏との協業がCHORDの製品開発をさらに加速させ、可能性を大きくすると自信を覗かせた

ーー 数年前には一部のハイエンド愛好家のみがCHORDを知っていましたが、いまやポータブルオーディオを楽しんでいる方であれば、高校生でもCHORDを知っていますよね。

フランクス氏 そうですね。そして彼らからどんどんフィードバックをもらっています。フォーラムのコメントも役に立っていますよ。そうしたものが次のCHORD製品の方向性に結びつくかも知れないし、本当にエキサイティングで面白い時代だと思っています。

ーー 本日はありがとうございました。

(インタビュー/構成:佐々木喜洋)

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