巻頭言

アワードの季節

和田光征
WADA KOHSEI

また、アワード月間。

「業界の建設的発展に寄与する」社是の実現の為に小社が創設したそれぞれのアワード、ユーザーからの力強い支持を得て盛り上がっています。小社は今年、創業62年になりますが、1978年の創業30周年の時、「オーディオ銘機賞」が創設され、審査員は流通側、評論家側で構成。こうしたアワードの常識を逸脱した審査会の運営方法で注目を浴びました。

初代の審査委員長は、流通側がテレオン鈴木七之丞社長、評論家側が浅野勇先生で、記念すべき第一回の金賞はアキュフェーズのC-200S、P-300Sでした。以来、審査会は本年で32回目となり、双方10名ずつ20名の審査員が厳正なる審査を行ってきました。現在の審査委員長は、流通側が森田正二・大阪屋社長、評論家側が斎藤宏嗣先生です。

創設時から見ますと、流通側は今や二世を始め次の世代の皆さんとなり、日本の専門店の要となるメンバーで構成されています。

来年の審査会から、欠員であった東北地方を代表して老舗ののだや(郡山市・野田一男社長)さんから、ご子息の野田怜男氏を招請することとなりました。同店につきましては本誌24ページからの記事をご覧下さい。

「ビジュアルグランプリ(VGP)」は、創設来20回目を迎えます。ハイファイビデオ、そして大画面テレビが基調となり始めた84年に「AVレビュー」誌が創刊されるとともにVGPは誕生、今日では業界の基幹となるスタンダード・アワードとして認知されており、その影響力は年々強いものとなっています。

このアワードも全国主要店100社余が審査員店として参画、その投票データと評論家の投票データをベースとして予備審査を行い、審査会で最終決定を致します。必ず流通が関わるのが小社アワードの特徴であり、その結果は小誌、AVレビュー誌、ファイル・ウェブ、店頭フリーペーパー「お買い物ガイド」によって日本はもとより世界に向けて発信します。故にその影響力は強大となり、さらに影響力も加速しているのが実態です。

三大アワードとしてもう一つ、「デジタルカメラグランプリ」があります。創設2年余りですが、デジタルカメラ業界に完全に認知され、様々な良い意味での波紋を投げかけ、カメラ業界からも参画いただいています。デジタルカメラは1000億円を超える市場に拡大しており、周辺機器含めてさらなる成長が見込まれています。

この審査会も流通から予備投票を頂戴し、審査委員長としてデジタルカメラ第一人者の山田久美夫先生がリーダーシップを発揮され、影響力を強大化させています。審査員に流通の専門家が参加しているのも特徴で、今回から主催がデジタルカメラグランプリ実行委員会となり、その代表が私となりました。

他に、ピュアオーディオグランプリ、アナロググランプリ、ホームシアターグランプリなども発表し、ファイル・ウェブおよび小社の各コンシューマー媒体、店頭フリーペーパーで徹底的に認知活動し、関連商品の実売効果を確実に上げ、業界の発展に寄与したいと思います。ユーザーに最も近いところにわかりやすい情報を提供することこそ、こうした経済情勢の中で重要であると認識しております。


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